稲垣、草なぎ、香取による新しい地図、新曲「雨あがりのステップ」にのせた“未来”への思い
稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が、新しい地図として発表した新曲「雨あがりのステップ」がいよいよ本日3月19日よりiTunes Store、レコチョク限定でリリースされた。6月30日までのチャリティ期間中にの売上金額すべてを寄付。日本財団パラリンピックサポートセンターを通じて、パラスポーツ支援にあてられる。また、総勢2020人が出演する同曲のMV(チャリティver.)もあわせて公開された。
改めて考えると、本当にすごいことだ。 彼らのファンにはおなじみの作曲家・菅野よう子、作詞家・ 麻生哲朗が賛同し、Warner Music Japanの協力のもとに実現したこのチャリティ。音楽を作ること、歌うこと、配信すること、そして購入して一緒に歌うこと…… その善意のタスキがどこまで広がりを見せるのだろうか。進捗状況は新しい地図のHPや、 4月から始まるインターネットテレビAbemaTVのレギュラー番組『新しい別の窓』で詳細に報告されるという風通しの良さも清々しい。<このまま一緒に見飽きた窮屈な世界から飛び出せる気がしたよ>。「雨あがりのステップ」で歌われるのは、新しい道を切り拓いていこうという彼らの思い。そして、誰にもその力があるというエールだ。彼らが開く新しい地図には、これまでの世界で“難しい”と諦めていたものを変えていく、そんな未来が描かれている。
3月4日に行なわれた『パラ駅伝2018』も、新しい取り組みの目白押しだった。会場内での撮影はフリー。3人も積極的にポーズを決めて、シャッターチャンスを作ってくれた。そしてハッシュタグ「# パラ駅伝2018」を付けて、どんどん拡散してほしいと呼びかける。 コミカルな動きを楽しむ草なぎ、チアリーダーに混ざって見せる香取、ナルシストキャラを発揮して「写真チェックを!」と笑わせる稲垣。パラスポーツに関心を持ってもらいたい、 そして集まった人たちに楽しかったと思ってもらいたい、という彼らのサービス精神が溢れた空間は、重い扉を開ける新しい力を感じた。駅伝のクライマックス、最終ランナーの名前をコールしながら一緒にゴールする姿に、誰もが胸がいっぱいになったことだろう。そして、この大会そのものが、多くのボランティアスタッフの善意によって成立していることを改めて感謝したくなった。会場には過去最高の1万7100人の観客が集まったが、 その感動はこれまでには考えられない数に及んだのではないだろうか。
3月16日には、3人と共に駅伝を盛り上げたユーチューバーのはじめしゃちょーが、当日の舞台裏を撮影した動画を公開。彼らを「テレビで見ていた」というはじめしゃちょー、そしてはじめしゃちょーを「YouTubeで見てた」という3人。それぞれの活躍を、それぞれが認め合う。そこに壁を作らず、そして新たな未来を作ろうとする思いは通じ合うものがあるのだろう。それは、スポーツの世界も同じなのではないか。健常者スポーツもパラスポーツも競技が異なるだけ。もしかしたら、いつか同じ大会で様々な競技が見られる日も来るかもしれない。物事はどんどんボーダーレスになり、そこで掛け合わさって新たなものが生まれる。きっとこれから見せる新しい地図の歩みは、諦めの破壊と挑戦の連続になるはず。そのエネルギーこそ、善意のタスキしかない。