HKT48 宮脇咲良が『PRODUCE 48』でセンター 注目度の高まりが今年の総選挙でも有利に?
『PRODUCE 101』(Mnet)と秋元康がタッグを組んだ日韓大型プロジェクト『PRODUCE 48』。同プロジェクトに参加する96人のメンバーがオフィシャルサイトにて公開されている。『PRODUCE 101』は、2016年にガールズグループI.O.Iを輩出したことでも知られる韓国のサバイバルオーディション番組。視聴者がメンバーを決める投票に参加できることが特徴的でもある人気番組だ。『PRODUCE 48』には、AKB48グループのメンバーも多数参加しており、5月10日放送の音楽番組『M COUNTDOWN』(Mnet)では『PRODUCE 101』でおなじみの楽曲「PICK ME」が『PRODUCE 48』のメンバーにて初披露された。そこでセンターを務めたのが、HKT48の宮脇咲良である。
宮脇は『AKB48選抜総選挙』でも上位常連の人気メンバー。昨年行われた『AKB48 49thシングル選抜総選挙』では1位指原莉乃、2位渡辺麻友、3位松井珠理奈に続く4位にランクイン。さらに、渡辺麻友とWセンターを務めた『希望的リフレイン』(2014年)、前田敦子、大島優子ら卒業メンバーも参加した『君はメロディ』(2016年)で初の単独センター、2017年には松井珠理奈と『願い事の持ち腐れ』でWセンターを務めるなど、AKB48楽曲で多くセンターを務めてきた。『PRODUCE 48』のメンバーお披露目タイミングという重要な局面でセンターに選ばれた宮脇咲良について、アイドルシーンの動向に詳しいライターの渡辺彰浩氏に話を聞いた。
「宮脇さんが所属するHKT48で最近顕著なのが、松岡はなさん、矢吹奈子さんと田中美久さんといった、今後一般的にも知名度を高めていきたいメンバーをセンターにしている点。宮脇さんはHKTではあまりセンターを務めていないのですが、逆説的にいえば、すでに知名度があり、グループを牽引するメンバーの一人であるということです。そう考えるとグループの中でも次のステップに進むべきタイミングを迎えている印象。坂道シリーズのメンバーが雑誌の表紙を席巻している中、宮脇さんはAKB48グループの中でも健闘している。その状況を踏まえると、『PRODUCE 48』での活躍を武器に逆輸入的なポジションを確立し、日本で同性も憧れるような存在にしていくという狙いがあるのかもしれません。もちろん世界レベルのパフォーマンスをプロ集団のもとで磨く絶好の機会にもなるでしょう」
『PRODUCE 48』のメンバーによる「PICK ME」のパフォーマンス映像は、現在YouTubeのMnetチャンネルでも公開されており、公開から8日の段階で再生回数は450万を突破。注目度の高さがうかがえる。この映像を見た上での所感を渡辺氏は以下のように語る。
「巨大なセットと派手な照明、とんでもないスケールです。『PRODUCE 48』が壮大なプロジェクトであるということがこの映像を見ればよくわかります。本家『PRODUCE 101』でもおなじみの『PICK ME』が1番を韓国語、2番を日本語で披露されていて、2カ国のエンターテインメントの融合であることが感じられます。その中の一人として堂々とセンターに君臨している宮脇さんは、大人数の中でも目を引きますね。HKTはアイドル然とした曲が多いのですが、宮脇さんはクールなダンスナンバーでも先頭に立って踊れる・見せられるメンバー。映像の公開後、指原さんがTwitterで『宮脇咲良ちゃん1000点』とツイートしたのもうなずけます。この映像のほかに各メンバーのコメント動画もアップされているのですが、宮脇さんが56万回(18日時点)でダントツの再生回数を誇っています」