TOKIO 松岡昌宏、頼れる兄貴っぷりを発揮 山口達也から引き継いだレギュラーラジオを聞いて

 TOKIO 松岡昌宏が新パーソナリティーに就任したラジオ『TOKIO WALKER』(NACK5)の初回が、5月13日にオンエアされた。オープニングでは長年担当してきた山口達也についても言及し、「みなさまに多大なご迷惑ご心配をおかけして、申し訳ございませんでした。僕が代わりというのは、ちょっとおこがましいとこもあるんですが、これからも『TOKIO WALKER』を楽しんでもらいたいということで、とりあえず松岡がこの番組を担当させていただくことになりました。自分も勉強させてもらいたいと思います」と言葉を選びながら真摯な態度で挨拶を述べた。

 TOKIOが新たな一歩を踏み出そうとしている今、彼らの言動に大きな注目が集まっている。4人体制となった後、初オンエアとなった『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)の5月13日放送回では、瞬間最高視聴率が23.7%にも上った。責任感の強い彼らが関係者に謝罪をして回る姿を見るのは、実に胸が痛かった。一方で、バラエティになるとエンターテイナーとして視聴者を心から笑わせようという、プロの姿勢を見せてくれている。松岡が主演するドラマ『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)の主題歌を歌う、TOKIO 城島茂そっくりの島 茂子が『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演したシーンでは、松岡もミタゾノ姿で共演。このサプライズには、多くの人が「さすがTOKIO」と安堵感を持ったのではないだろうか。

 松岡のラジオパーソナリティーも、まさにそんなプロ根性を感じる仕事ぶりだった。「宝くじが当たった夫が、高いイチゴのタルトを買ってきてくれた」というリスナーからのお便りに、「宝くじは連番で買うんですよ。前後賞が万が一当たったらっていう、いやらしい考え方でね(笑)」と親しみを感じさせるコメントを添えながら、「天から降ってきた金だから豪勢に使っちゃおうぜっていうのを、奥さんと分かち合おうみてぇな気持ちがあることがステキだよね」と、まさしく私たちが思い描いている“松兄“感満載のトークを披露してくれた。

 母の日にちなんで寺尾聰の「ルビーの指環」を流し、大きくなったら母親にプレゼントすることを胸に誓い、17歳でその約束を果たしたことや、「しゃらくせぇ」を「しゃくらせぇ」と言い間違え続けてV6の井ノ原快彦に訂正されたことなど、微笑ましい思い出を包み隠さず話していく。そして、KinKi Kids 堂本剛のソロプロジェクト・ENDLICHERIの「HYBRID FUNK」を「新しい世界観を出しているうちのアーティストのひとり。いい意味でリスペクトしてます」と紹介してみせるなど、豪快で後輩想いの松兄らしさが聞き手を安心させてくれる。

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