嵐が果たす、ジャニーズ後輩グループの魅力を伝える役割 セクゾやキンプリとの共演を機に考察
『嵐のワクワク学校』が今年で8回目の開催を迎える。同イベントは、2011年6月のスタート以降、嵐の恒例行事となっている“体験型授業イベント”。今年は6月9、10日大阪ドーム、6月30日、7月1日東京ドームにて計6回が行われる。
『嵐のワクワク学校』では、嵐のメンバー5人が先生に扮し、ステージ上でその年ごとに設けられたテーマに沿ったトークを展開。今年のテーマは「部活」で、相葉雅紀が「オカルト研究会」 、松本潤が「土にさわる部」 、二宮和也 が「探検部」、大野智が「スイーツ部」 、櫻井翔が「ドッジボール部」を担当するとのこと。“楽しく学ぶ”といった要素が強かったこれまでの流れに比べ、今年はバラエティ色のあるラインナップが並び、これまで以上に日頃から私たちがTVで親しんでいる嵐の姿を生で体感することができる機会となりそうだ。
2015年からは助手役を務める後輩グループのサポートのもと進行しており、Hey! Say! JUMP、ジャニーズWEST、Sexy Zoneとステージ上で共演を果たしてきた。そして、今年の助手役は昨年に引き続きSexy Zoneが務めることがアナウンスされている。Sexy Zoneはこの一年で、グループとしてはもちろん、中島健人のバラエティ方面での開花や佐藤勝利のドラマでの活躍などソロ活動でもスキルにさらに磨きがかかった。今年の共演は、Sexy Zoneにとってはその成果を嵐と来場者の前でアピールする場にもなるのではないだろうか。
ジャニーズにおいて先輩と後輩が同じ舞台に立ち、イベントや番組を作り上げるということは、先輩グループにとっては後輩のポテンシャルを引き出し、世にその魅力をプレゼンする機会でもある。一方、後輩グループにとっては先輩の胸を借りて、自らのステップを一つ上の段階へと進める絶好のチャンスになる。デビュー20周年が目前に迫る嵐はここ数年、後輩グループをフックアップするという先輩としての役割をあらゆる場面で全うしている。