『乃木坂46時間TV』前半戦を振り返る 与田祐希&齋藤飛鳥、白石麻衣が大きな話題に
乃木坂46のインターネット特別番組『乃木坂46時間TV』が、3月23日19時からスタートしている。AbemaTV、SHOWROOM、ニコニコ生放送、YouTube、LINE LIVE、Rakuten TVの6社にて25日17時まで46時間に渡りオンエアされる今回の番組は、2016年以来2年ぶり3度目の放送。初参加の3期生を交え、さまざまな企画が行われている。本記事では、折り返し地点となる24日18時までの前半戦を振り返りたい。
オープニングアクトは同郷であり、同じリズム縄跳びのクラブに通っていた井上小百合とにゃんこスターのスペシャルユニット「さゆにゃんこスター」で幕を開けた。今回の目玉企画「6軍団冠番組×6配信事業者独占放送」では、能條愛未、高山一実、斎藤ちはる、川後陽菜、川村真洋、和田まあや、生田絵梨花による「チューリップ」が“ゆうきくん”(日村勇紀)とのロケハンで箱根へ。「いやらしい目で見なければ」のフレーズでお馴染みの軍団だが、予告されていた入浴シーンは全身ウェットスーツで、“乃木坂らしさ”をキープ。伊藤かりん、斉藤優里、川後陽菜、伊藤純奈、西野七瀬による「スイカ」は、伊豆プライベート旅行へ出かけ、いちご狩りや宿泊先の旅館でゆるすぎる空気感を醸し出した。初参加の3期生は、富士急ハイランドでラジオ番組「乃木坂46の『の』」公開録音とミニライブを実施。道中のバス内での罰ゲームとして、お化け屋敷に入ることになり怯える与田祐希に、大園桃子が「本当に怖いのは、お化けより人だよ」と無垢な笑顔でエールを送り、名言を生み出した。
また、第1回目の放送から続く人気企画として今回も行われているのが、メンバー一人ひとりが、企画&制作&出演で各10分間の冠番組を作成する「乃木坂電視台」だ。生田絵梨花のフィンランド民謡を筆頭に、大きなバズを巻き起こしてきたこの企画。今回も能條愛未の「トランプマジックショー」から始まったが、すでに話題になっているのが与田の「体を張れるアイドルを目指す!」と白石麻衣の「しらいしはん」である。
与田は「風船爆破」「激くさ袋」「ゲテモノ料理」の3つに挑戦。その相方として登場したのが、『乃木坂工事中』(テレビ東京系)の企画「乃木坂46 バレンタイン2018」で両思いとなった齋藤飛鳥だ。現在放送中の『乃木坂46時間TV』内の企画「メンバー間ガチ投票!乃木坂マウンティング」でも、齋藤はダントツで“どSメンバー”に選ばれたが、そのどSっぷりが与田へと遺憾なく発揮される結果となった。虫やカエルの盛り合わせを口に運ばれる与田は、完全に瞳孔が開き、両頬に手を当て震える状態。それを高笑いしながら与田の口にガンガン虫を入れていく齋藤。変わりたい与田と、どSな齋藤の相思相愛だからこそ許される、乃木坂46の中でも特異な先輩後輩の関係性である。
白石はお笑い芸人・ひょっこりはんと共に“しらいしはん”として登場。白石と言えば、雑誌・CMモデルとしてのイメージが強いが、グループきってのバラエティキャラの一面もある。『乃木坂工事中』で秋元真夏に見せる“黒石さん”、2ndソロ写真集『パスポート』(講談社)公式Twitterでアップされている、食事を頬張るオフショットでの“食べ石さん”など、様々なシリーズがあるが今回の“しらいしはん”もそれらに続く名企画。放送が24時近くであり、白石が深夜のテンションというのも相まって、キレキレのポテンシャルで様々なひょっこりはんが繰り広げられた。菅田将暉や指原莉乃などがTwitterで“ひょっこり”するブームを見せている中での、しらいしはん。真顔と笑顔の緩急、愛らしさも重要になってくるこのギャグだが、白石はその全てを兼ね揃えている。乃木坂46の公式Twitterのツイートで、ひょっこりした白石の姿が5000RT、3万いいねを超えていることがその反響を物語っている(3月24日時点)。
放送最終日となる本日のプログラムにも「乃木坂電視台」で番組を持つメンバーは多くいる。与田や白石に続く、大きな話題性を生む次のメンバーは誰になるのか。
■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter