星野源が“国民的歌手”となる日ーーNHK朝ドラ『半分、青い。』主題歌起用から探る
さらに星野源は、2010年放送の『ゲゲゲの女房』にヒロイン布美枝(松下奈緒)の弟・貴司役で俳優として出演した経験もある。その打ち上げにてソロデビューを報告、ギターで弾き語りを披露していたというエピソードが『ゲゲゲの女房』と『半分、青い。』の制作統括を務める勝田夏子氏より明かされている。ソロデビューから8年、星野源は今回の主題歌をもって俳優として、そして歌手として朝ドラに携わることができた稀有な存在となる。
朝ドラ1作品の放送は週6日、およそ半年間に渡る。主題歌に起用された歌手の歌声は、作品だけでなく視聴者の日常に溶け込むことになる。主題歌の名手としても注目を集めてきた星野源が、老若男女に愛される朝ドラ主題歌を務めることで、名実ともに“国民的歌手”となる日は近い。
(文=久蔵千恵)