小池美波は欅坂46に“ビックウェーブ”を起こす? 想像の斜め上をいくキャラクターを検証

 もちろん欅坂46に抱く思いも熱い。『不協和音』でポジションがフロントから3列目に下がった時、小池はブログで「どこのポジションであっても自分でやれることはたくさんあるし、自分の中の限界に挑戦する事はいくらでもできる。絶対に誰にも負けたくない。また、フロントに立ちたい」とストレートな心境を吐露。『風に吹かれても』で2列目になった時のブログでは、「私自身もこの場所でどんな意見があっても前を向いて一生懸命自分と向き合って戦い続けます。自分の目標はまだまだ、手を伸ばしても背伸びしても跳んでも何しても届きそうにもない場所にありますが、絶対に諦めないで、貪欲になってでもその目標に向かって粘り続けます」と意味深な発言もしている。

 その一方で小池は、上村莉菜、尾関梨香、長沢菜々香、原田葵、米谷奈々未と一緒に156というユニットを組んでおり、そこで「バレエと少年」という漢字欅としては珍しいファンタジー色のある可愛らしい楽曲を歌唱。さらに『2017 FNS歌謡祭 第2夜』(フジテレビ系)にて、どうぶつビスケッツ×PPP×欅坂46として『ようこそジャパリパークへ』を歌った際は、皇帝ペンギンの着ぐるみで登場。欅坂ファンでさえ見つけるのが遅れるほど溶け込んでおり、ここでも漢字欅があまりみせることのない可愛さを世間にアピールした。自身の持ち味を活かして注目を集めている小池の姿を見ると、彼女が言った「自分にやれること」という言葉が妙に腑に落ちる。

 小池は1月2日のラジオで「グループとしては欅坂の印象ってクールとかあるんですけど、その印象って凄い大切だと思うんですけど、ちょっとその印象をぶち壊していきたい。新しいのを見せていきたい」と今年の抱負を述べていた。加入当初は「欅坂46にビッグウェーブを起こせるように一生懸命頑張りたい」と意気込みを語っていた小池。漢字欅の“可愛い革命”を狙う1人として、再び「ビッグウェーブ」を狙っている彼女の動向には注目せざるを得ない。

(文=本 手)

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