Amazon Echoはどう賢くなる?  「スキル」人気ランキングから見えるAlexaの未来

Amazon Echoの人気スキルを考察

今後のコンテンツは耳で消化する?

 Echo販売当初265個あったスキルは1月17日現在、450を超え日々その数を増やしている。その中でも特に今回のランキングで目立ったのは「ゲーム・トリビア・アクセサリ」「ノベルティ・ユーモア」といったエンタメ寄りカテゴリのスキル。Echoがスマートスピーカーとして本当の意味で生活を便利に支えるのは、サードパーティ製品のIoT化が進んでからになりそうだ。

 一方で、Echoの可能性はウェアラブルからヒアラブルへとシフトする社会全体における潮流が担っているかもしれない。今回のランキングでも1位だったradiko.jpのような「聴く」コンテンツは現在にわかに勢いを増しており、日本でも2015年からサービス提供が開始されたAmazonによる本の朗読サービス「Audible」は、目も両手も使わない新しい「聴書体験」として新たなライフスタイルを築きつつある。当然、Amazon謹製のスマートスピーカーであるEchoであれば「Audible」のコンテンツをリビングで再生しながら家事洗濯……といきたいところだが、「Audible」を活用したEchoでの朗読サービスは日本国内では未対応。Echoが暮らしを豊かにしてくれる未来は、もう少しだけピカチュウとお話をして、豆しばからの豆知識を蓄えながら待つとしよう。

■げんきくん
大正から続く養蜂家の6代目。身長が2m80cmある。
小鳥につつかれて皮膚に穴が開いてから鳥が苦手。
Twitterアカウント:@genkl_kun

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