NEWS 加藤シゲアキは、万能の“表現者”に進化する? 作家としての側面から紐解く

 また、昨年のFNS歌謡祭で披露された『NEWSICAL』という短いミュージカルの構成や、ソロ曲で作詞作曲を務めるなど、小説を書くこと以外の“表現”をもこなす。ゼロから物語を作る作家だけでなく、それが映像化されれば自ら演じてみせることで、アイドルや俳優としてのパフォーマンス力をも同時に伸ばしていく。今後誰よりも万能の“表現者”へと進化していくのではないだろうか。

 同番組の終盤で京都を訪れた加藤は、浮世絵への造詣の深さを明らかにした。これまでのペースを考えれば年末か来年になるだろうか、彼が次に発表する作品は、もしかすると我々の想像を遥かに超える題材になるのかもしれない。

■久保田和馬
映画ライター。1989年生まれ。現在、監督業準備中。好きな映画監督は、アラン・レネ、アンドレ・カイヤット、ジャン=ガブリエル・アルビコッコ、ルイス・ブニュエル、ロベール・ブレッソンなど。Twitter

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