三代目 J Soul Brothersはどんな“未来のビジョン”描く? ふたつの“METROPOLIZ”ツアー考察
三代目 J Soul Brothersがさらに描く“未来のビジョン”
進化し続ける三代目 J Soul Brothersのツアーは、観客動員数でも数多くの記録を打ち立てている。今年2月まで開催した『三代目 J Soul Brothers LIVE TOUR 2016-2017 “METROPOLIZ”』(札幌振り替え公演は8月)を含め、年間のドーム公演は37公演。2016年のBIGBANGの23公演を大幅に上回る最多記録だ。また、ひとつのツアーで10日間の東京ドーム公演を行ったのも、The Rolling Stonesらと並び史上最多となった。『三代目 J Soul Brothers LIVE TOUR 2017 ”UNKNOWN METROPOLIZ”』だけで動員93.1万人、年間も148.2万人と歴代最多で、ライブビューイングを含めると188万人が参加。2016年、2017年のツアーで三代目 J Soul Brothersは、名実ともに日本のトップアーティストになったと言っても過言ではないだろう。
12月13日にシングル『J.S.B. HAPPINESS』、ライブDVD / Blu-ray『三代目 J Soul Brothers LIVE TOUR 2016-2017 "METROPOLIZ"』を同時リリースし、各チャートで1位を独占。さらに2018年初夏には、6thアルバム『THE JSB LEGACY』(2016年3月)以来、約2年ぶりとなるオリジナルアルバムのリリースも予定されている。『FUTURE』とタイトルされた本作は、三代目 J Soul Brothersのオリジナルアルバム、登坂広臣、今市隆二のソロアルバムの3枚組。三代目 J Soul Brothersのアルバムにはシングル「Welcome to TOKYO」「BRIGHT」「HAPPY」「J.S.B. DREAM」「J.S.B. LOVE」「J.S.B. HAPPINESS」といった楽曲のほか、国内外のトップクリエイターによる新曲が収録されるという。
2016年、2017年の2年間におけるライブパフォーマンスの進化は、来年リリースされるニューアルバムにも大きな影響を与えているはず。それは文字通り、三代目 J Soul Brothersの未来のビジョンを示すものになるだろう。
■森朋之
音楽ライター。J-POPを中心に幅広いジャンルでインタビュー、執筆を行っている。主な寄稿先に『Real Sound』『音楽ナタリー』『オリコン』『Mikiki』など。