SEVENTEEN、Wanna One、NCT……2018年さらに勢いづくK-POPグループ5選
2015年公開のWEBドラマ『TO BE CONTINUED』を通じてデビューを果たしたASTROは、6人組の男性アイドルグループ。スペイン語で天体、星、スターを意味し、愛するすべての人たちにとって宇宙や星でありたいというメンバーの願いがグループ名の由来になっています。
11月にリリースした5thミニアルバム『Dream Part.02』収録曲「Crazy Sexy Cool」は、SHINeeなどの楽曲も手がけるプロデューサーチーム・LDN Noiseが参加しており、K-POPにおいてベーシックなフォーマットとも言える4つ打ちのポップソングを踏襲した良作。また、前作『Dream Part.01』に収録の「Baby」も、トロピカルなリフとグループ名にも通じるスペーシーな質感が組み合わさったウェルメイドなポップソングで、今回取り上げたグループの中でもアイドルとしての楽しさをより強く感じられるグループでしょう。
ボーイズグループという枠組みから少し外れますが、最後に紹介したいのは7人組男性アイドルグループ・Block Bのリーダー、ZICO。ZICOは本国のHIPHOP/R&Bシーンでも高い評価を得ており、韓国の若手ラッパーたちによるサバイバル番組『SHOW ME THE MONEY 6』にプロデューサーとして参加しているほか、G.Soul、ZIon.Tなど気鋭のアーティストともコラボを重ねています。また、ZICO自身を中心としてFANXYCHILDというクルーも結成。FANXYCHILDにはDEAN、Crush、Millic、Penomecoというシーンの中でも名だたる面々が名を連ねています。
ZICOはアイドルグループやソロでの活動を重ねているだけに、ポップからアンダーグラウンドまでを行き来するアウトプットの多彩さが魅力的。普段アイドルはあまり聴かないという人にも自信を持っておすすめできるアーティストです。
2017年はK-POPだけでなく、DJやビジュアルアーティストなどマルチに活躍するYaejiやシンガーソングライター・DEANも話題となり、韓国の音楽シーン全体への注目が集まった1年でもありました。2018年以降もこうした傾向は続きそうです。本稿で紹介したアーティストをきっかけに、ぜひ様々なK-POPを聴いてみてはいかがでしょう。
■ヤマダ
K-POP、K-HIPHOPを中心に音楽オタクをやっている会社員
Twitter:@oyzi