『Sorry...come back later』インタビュー
AKLO×JAY’EDが語る、“運命的”なプロジェクトでの発見 「深いところで繋がれて曲を作れた」
タイトル『Sorry...come back later』に込められた思い
ーー二人が初めてコラボした楽曲はJAY’EDくんの「BRAVE HEART feat. AKLO, SALU」になります。そこから約6年経ちますが、「相変わらずコイツはここがヤバいな」と思う部分はどこですか?
JAY’ED:僕はラッパーではないんで、ヒップホップに対して多くは語れないんですけど、AKLOはアルバムをリリースする度にすっごくかっこいいヒップホップを作ってると思うんです。しかも、その格好良さのレベルを毎回更新してる。僕は英語もわかるから、英語の耳で聞いてもかっこいいと思えるし、たぶん海外の人が聞いても、この人かっこいいっていうのが伝わるんじゃないかと思う。それほどのラッパーと一緒に曲を作れていることは誇りでもあるし、そのぶん自分もそのレベルに行きたいなって奮起させられますね。
AKLO:JAY’EDはポッと出てきたメロディですらすごく良いし、メチャクチャ面白いんですよ、セッションしてると。俺のできないことがJAY’EDくんはできるし、見てて「すげえー!」ってテンションが上がる。だから、作業をしてても、プレッシャーを感じて、いい歌詞書こう、いい歌詞書こうってなるんです。そんなJAY’EDくんに応えたい、みたいな。
ーーお互い、刺激相手にもなってるんですね。
AKLO:プラス、JAY’EDはメチャクチャR&Bやヒップホップに詳しいんです。今回最初にみんなでいろんな曲を聴かせあったときも全部知ってるんですよ。たとえば俺はNo Limit(Recordsのアーティスト)が好きなんですけど、それを周りに言うとマニアックだね~とか言われがち。だけど、もしかしたら俺よりNo Limitのことを知ってるんですよ。
JAY’ED:あまり人前でそういうことを言わないんですよね。本職のラッパーじゃないからキモがられるかなと思って(笑)。
AKLO:オタクと思われるかもしれないしね(笑)。けど、リアルタイムじゃないものも知ってるし、そういう知識と発想力があるからなんでも任せられるというか、すごい安心感があるんです。
ーーあと、2人は同い年だから、デビューした時期こそ違えど、同じようなモノを聞いてきたでしょうしね。そこも強みかも。
JAY’ED:あと、お互いのバックグラウンドがすごく似てるんですよ。そこも、こうやって一緒にやる動機のひとつになってるんです。同じ時期に日本に来て、お互いハーフで、でもハーフと言っても感覚的には「インターナショナルスクールです」っていう感じでもないっていうか(笑)。普段そんなに英語で喋るわけでもないから。
AKLO:そうだね。俺らはいわゆる帰国子女系の喋り方はしないもんね。あの英語がチャンポンで混ざるヤツ(笑)。
ーー二人とも10歳で日本に来て、JAY’EDくんは大阪、AKLOくんは東京で生活。その後、AKLOくんは高校時代、大阪に住んだこともあるから、BLくんも含めて3人には「大阪」っていう共通項もあるんですよね。
AKLO:そうなんですよ。だからか、合宿の3日目くらいになるとだんだん俺の大阪弁が出てくるんです(笑)。
JAY’ED:僕、高校のときに1回だけバスケの試合に出たことがあるんです。で、AKLOと初めて曲を作ったときに、お互いのことを話してたら、そのときの対戦校にAKLOがいたそうなんです。
AKLO:「初めまして。あそこの学校だったんだ」みたいな話をしてたら、「あれ?」って。ウチらの高校はシーズン制でいろんなスポーツができたんです。で、そのときたまたま俺はバスケをやってたから会ってるはずだって。
ーーそんな話を聞くと、二人は同じ星の下に生まれたというか、いつかこうやって巡り会う運命だったのかもしれないですね。
AKLO:なんか面白いっすよね。
JAY’ED:今日もここまで来るときにいろいろ話してると、ヤラれた映画とかも一緒だったりするから似てる部分はいっぱいあるなと思ってます。
ーー最後に、このプロジェクトは今後も続けるんですか?
AKLO:もちろん。今回のアルバムタイトルがそれを示唆してますから。続けたい気持ちはあるけど、お互いにソロ活動もあるから、一旦、俺らは作業部屋からいなくなってるっていう状態なんです。
JAY’ED:ジャケットのイラストは今回の合宿所をイメージしてるんですよ。で、曲を作ったから今はいないけど、「またあとで来てみて」っていうことで、come back laterなんです。
AKLO:そう。もしかしたら俺たちがいるかもしれないから、また覗いてみてねっていう。そのニュアンスにしたかったから、see you again じゃなくて、come back laterなんですよね。
(取材・文=猪又孝/写真=石川真魚)
■チェキプレゼント
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応募方法
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※当選後、住所の送付が可能な方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
※当選の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。
<応募締切>
9月17日(日)まで
■リリース情報
『Sorry...come back later』
発売:9月6日(水)
価格:¥1,500+税
<CD収録曲>
1. Different Man
2. Pick Up The Phone
3. Break It
4. Ballin' Out
5. Be What You Are
6. All I Did is Grind ※Bonus Track
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