KinKi Kidsの魅力は、生き方そのものにあるーー堂本剛の“柔軟さ”が人々に与える勇気

 8月3日には『NEWS ZERO』(日本テレビ系)の独占取材に応じたKinKi Kids。剛は「左耳がたとえそんなに聞こえなくても、それで歌えるような技術を習得してやっていくことを今考えている」と語った。

「“音楽をしている自分が耳を患うのは大打撃”としながらも、“多くの人と語り合えるきっかけにもなった”と、前向きに捉える姿にただただ感心しました。7月29日放送のラジオ『堂本剛とFashion&Music Book』(bayfm)でも、日々の暮らしを自分でチューニングしていく面白さについて話していたのが印象的でしたね。しっくりくるまで何度も調整していくこと。それは誰かがしてくれるものではなく、自分自身の課題。厳しい局面でも、冷静に対処していくことができるのは、そんな心持ちで日々を過ごしているからかもしれません。人生は1回きりで、上り調子なときもあれば、なぜこんなことに……という展開もあります。そのときに自分でどうモチベーションをあげていくかは、誰もが抱える人生の大きな課題です。乗り越えるばかりではなく、うまく付き合っていくこと。不自由な部分も個性の一つとして受け止めてできることを探し、チューニングすること。そんな柔軟な生き様は、多くの人に勇気を与えるのではないでしょうか」

 20年、トップアイドルとして走り続けてきたKinKi Kids。彼らの魅力は、生き方そのものにある。しなやかに年齢を重ねていく、ふたりのこれからにも注目していきたい。

(文=竹上尋子)

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