A.B.C-Zのパフォーマンスは世界にも通用するーーダンサーTAKAHIROとコラボした新曲への期待

 今夜6月2日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)にA.B.C-Zが出演する。6月21日に最新アルバム『5 Performer-Z(読み:ファイブパフォーマーズ)』のリリースを控えている彼らが披露するのは、アルバムリード曲である「テレパシーOne! Two!」だ。期待が高まる生放送でのパフォーマンス。その見どころについて、芸能ライターの佐藤結衣氏に聞いた。

「舞台経験が豊富なA.B.C-Zは、アイドルマインドとアスリート並の強いフィジカルを持ち合わせた、とてつもないグループです。まるで呼吸をするかのように軽々とバク転やバク宙をしてみせます。それだけの運動量を誇りながら、橋本良亮さんを筆頭に歌声は甘く、みずみずしくてさわやか。総合的なスキルの高さは、かつてマイケル・ジャクソンのコレオグラファーをしていたトラヴィス・ペインさんが、舞台『PLAYZONE』で五関晃一さんのダンスを見て“セクシーだ”と絶賛したほど。世界でも通用する力を持ったA.B.C-Zが、本作ではプロダンサー・振付師・演出家として活躍するTAKAHIROさんとコラボ。振り付けとミュージッククリップの演出を担当されました。TAKAHIROさんは、マドンナの専属ダンサーとしてワールドツアーに参加したり、シルクドゥソレイユなどにも出演経験のある方。サーカスのようなダンスショーを体現できるA.B.C-Zとの相性はバッチリです。戸塚祥太さんの華麗なターン。河合郁人さんの指先までキレのある動き。塚田僚一さんの重力を感じさせない軽やかなステップ。複雑な動きの中にダイナミックなアクロバット、そして体幹の強さを活かしてピタッと5人で静止してみせるなどメリハリが効いていて、何度見ても飽きることはありません。サビに入る前には、ファンも一緒に振りを楽しめる“Zポーズ”も。A.B.C-Zの魅力、そしてファンの心を掴んだ振り付けに仕上がっていると思います」

 今夜は生放送ならではの迫力のあるダンスと、観客との一体感が楽しめそうだ。また、『ミュージックステーション』は、トークコーナーも魅力のひとつ。アクロバットに加えて、バラエティスキルもA.B.C-Zの武器であると佐藤氏は続ける。

「これまでもA.B.C-ZはMステ出演時、視聴者の記憶に残る、いわゆる爪あとを残してきました。独特なファッションセンスを持つ戸塚さんがバンダナ姿+丸メガネ姿で登場してファンを驚かせたり、河合さんが嵐の松本潤さんの前でモノマネを披露してざわつかせたり(笑)。そのせいか、毎回“彼らなら、何かやってくれるのでは?”とワクワクしてしまいます。A.B.C-Zは圧倒的なパフォーマンススキルを持ちながら、その親しみやすい性格が大きな魅力。バラエティ番組で、すっかりアウトな面が見つかってしまった塚田さん。まっすぐさゆえに天然なところがかわいらしい橋本さん。一見おとなしそうですが、コンサートではノリノリで女装姿を披露している五関さん……それぞれ個性が立っていて、知れば知るほど興味深くなるグループです。冠番組『ABChanZoo』(テレビ東京系)では、放送ギリギリな催眠術、ラブホテル経済学やオカルトビジネスを学ぶなど、アングラな企画にも果敢に挑戦しています。また、ラジオ番組『A.B.C-Z Go!Go! 5』(FM NACK5)の5月27日放送回では、五関さんがひとりで大宮公園を散歩しながらオンエアするという、異例な取り組みも。A.B.C-Zは、これからもパフォーマンスでもバラエティでも、ジャニーズアイドルの限界をガツガツと超えていってくれるのではないでしょうか」

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