Iris(アイリス)『ファンタスティックジャパン』リリースインタビュー
Irisが語る、歌手とタレント業の両立が与えた変化 「日本に来てからポジティブになってる」
「バラエティ番組では“爪痕”を残したい」
ーーいえ、前回お会いした時よりも日本語がさらに上達していて今びっくりしているくらいです。バラエティ番組『新しい波24』のレギュラー出演が決まったりと、活動の幅がどんどん広がっていますが、バラエティの現場はどうでしたか。
Iris(アイリス):すごく楽しいですね。マレーシアには、バラエティ番組は全然ないんです。日本に来て、バラエティ番組を初めて見て、人を笑わせたり幸せにしたり、お笑い芸人さんたちって、すごいなと思って。バラエティ番組にはもっとチャレンジしたいなと思うし、みんなに笑顔になってほしいです。でもとても難しいですね。お笑いって、すごいなって思いました。芸人さんが、みんなでチームプレーで番組を作っている感じで。
ーーそのチームプレーで番組を作るというのは、どういうもの?
Iris(アイリス):台本にはないし、普段はみんなライバル同士だと思うんですけど、何かあると不思議なアイコンタクトで、一緒に転んだりするとか。チームプレーみたいだなと思ったんです。
ーーバラエティに出る時って、まわりに芸人さんがたくさんいますよね。自分もいつもよりもテンションを上げようというのもありますか。
Iris(アイリス):あります。チームプレーでみんなで一緒に作る番組だから、自分もそこにちゃんと加わっていかないといけないし、目立たないので。
ーーそのチームプレーで、ここは自分も行くところだっていう“空気”みたいなことって、わかってきましたか。
Iris(アイリス):今、正直、空気はわかっているんですけど、言葉、日本語が出てこないんです。そういう時がたまにあって。うーー!って悔しい感じがあって。
ーーということは、何か爪痕を残さなきゃという気持ちもあるんですね。
Iris(アイリス):爪痕を残したいと思うんですけど、残したいと思っちゃうと面白くなくなるんです。考えすぎちゃうというか。多分、自然の方がいいのかな?
ーーそれが求められてるのがわかっているのは素晴らしいですよ(笑)。
Iris(アイリス):はい、頑張りまーす。
ーーこの取材での受け答えも、いい言葉のセンスがありますしね。
Iris(アイリス):それは、偶然です(笑)。面白いと思ったら、教えてください、メモしておくので。
ーーちなみに、お笑いのボケとツッコミというのも、理解しました?
Iris(アイリス):ツッコミはわかりました。
ーーツッコまれる方が、ボケですね。ちなみに、Irisさんは自分でどちらだと思います?
Iris(アイリス):わたしは、ボケ(笑)? 日本のお笑いの面白さも、ちょっとずつですがわかってきました。でもレベルが高くて、本当に、少しずつわかるとまた難しくなるんです。言葉も、芸人さんは関西弁が多いので、それを理解するのも大変で。わからない時も多いんです。しかもみんな早口で(笑)。
ーーそこに頑張ってついて行っているんですね。
Iris(アイリス):頑張ってます。押忍、押忍。
ーー(笑)。
Iris(アイリス):いえ、忘れてください(笑)。
ーー番組でもやってみたらどうですか(笑)。
Iris(アイリス):メモしておきます!