ミスチル、イエモン、ウルフルズ、LUNA SEA……25周年迎えるキャリアバンド、2017年の動きは?

 2017年は、デビューから25年という節目の年を迎えるキャリアバンドが目立つ。四半世紀に渡る活動を振り返りつつ、彼らのアニバーサリーイヤーの動きに注目してみたい。

 まずは1992年のデビュー以降、『Tomorrow never knows』(1994年)『名もなき詩』(1996年)といったミリオンヒット作を連発、2000年代に入ってからも「Sign」(2004年)などのヒット曲を生み出し続け、国民的アーティストの1組とも言えるMr.Children。

 セルフプロデュースを開始した近年では「ヒカリノアトリエ」でNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』(NHK総合)の主題歌、「himawari」で映画『君の膵臓をたべたい』の主題歌を担当し、幅広い世代にその魅力を訴求し続けている。先日5月10日にベストアルバム『Mr.Children 1992-2002 Thanksgiving 25』『Mr.Children 2003-2015 Thanksgiving 25』を2作同時に配信リリースした彼らは、自身最大規模となる全国ツアー『Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25』を開催するなど精力的に活動するようだ。

 2016年に再集結したTHE YELLOW MONKEYも、デビュー25周年を迎える。再集結後は新シングル『砂の塔』をリリース、『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016』はじめ様々なイベントや『第67回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)に出演し、確実にファン層を広げ続けている。2017年は新曲「ロザーナ」も収録したベスト盤『THE YELLOW MONKEY IS HERE. NEW BEST』をリリースするほか、12月に『THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2017』と題した東京ドーム公演を開催。東京ドームでのライブは17年ぶりとなるが、キャリアバンドらしい風格を見せてくれるはずだ。

 活動休止を挟み、2014年に活動再開した4人組バンド・ウルフルズ。2月に発売されたチャットモンチー、JUJU、木村カエラなど女性アーティストによるトリビュート盤『ウルフルズ Tribute ~Best of Girl Friends~』も記憶に新しい中、5月24日にはオリジナルアルバム『人生』を発売する。さらに6月から開催の全国ツアー『ウルフルズ ツアー2017 人生~デビュー25周年やな!せやせや!~』では恒例の学生キャッシュバック制度に加え、各会場の最後列のみ2,500円でチケットを発売する、という新たな試みも。またトータス松本(Vo)は椎名林檎の新曲「目抜き通り」にデュエットで参加するなど、ソロとしてもグループとしても常に挑戦を続ける彼らから目が離せない。

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