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Little Glee Monster、“最初の夢”武道館公演を達成 360度ステージで響かせたハーモニーの強靭さ

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20170118-lgm8.jpgmanaka

 「人生は一度きり」から始まる終盤パートでは、ひたすら彼女たちの歌とハーモニーに酔いしれ、こちらも知らず知らずのうちに笑顔になっていく。そして、最後の曲に入る前にmanakaが「1曲目からここまで、結成してからのいろんなことを思い浮かべながら歌ってました。この舞台に立てたのは、本当にいろんな人のおかげやと、改めて感じています」とメンバーや家族、スタッフ、そしてガオラーに向けて感謝の言葉を送る。続けて、「武道館はまだまだ通過点。私たちは2020年の東京オリンピックで歌いたいし、世界に活躍する日本人アーティストになりたいんです。まだまだ大きな夢はありますが、みんなの手を絶対に離さないような歌を、リトグリはこれからも歌っていきます!」と力強く宣言してから、本編ラストナンバーである「はじまりのうた」を歌唱。改めて今日からが本当のスタートなんだと言わんばかりのこの曲では、MAYUやかれんなどメンバーの瞳に光るものも見え隠れし、曲後半のブレイク後の芹奈ソロパートでは感情をむき出しにした彼女が歌につまる場面もあった。それに続く6人によるボーカル&ハーモニーは、これまで観てきたリトグリのステージの中でも、間違いなく一番エモーショナルなものだった。そんな気持ちの入りまくったパフォーマンスに対し、会場のガオラーたちからは盛大な拍手が送られた。

 アンコールは「君のようになりたい」から軽やかにスタート。ライブTシャツに着替えた6人は先ほどまでの涙から一変、同曲や「Happy Gate」を歌いながら客席に笑顔を振りまく。ここまで全力のパフォーマンスを続けてきた彼女たちだが、その歌声からは疲れなどまったく感じられない。1曲1曲を丁寧に、大切に歌うその姿は、ひとつの夢が実現した今日という日が過ぎ去ってしまうことを名残惜しんでいるようにも見えた。

20170118-lgm9.jpgかれん

 ピースフルな「空は見ている」でライブは終わったかに思われたが、それでもガオラーたちはアンコールを求め続け、ついにはダブルアンコールが実現。スクリーンに初期から現在までのリトグリの活動軌跡が映される中、6人はバラードバージョンの「青春フォトグラフ」をしっとり歌い始める。途中からバンド演奏が加わり、シングルバージョンと同じアレンジに変わると、スクリーンに「この曲だけ撮影OK」の合図が。ガオラーたちはもちろんのこと、ステージ上のメンバーもセルフィーを楽しむ和気あいあいとした空気が武道館を包んだ。そしてラストにmanakaが「これからも全力で走っていきます! 応援してね!」と叫んでライブを終えると、芹奈はその場にへたり込んでしまう。この日に向けてすべてを調整してきた6人の姿は、まさに全身全霊という言葉がぴったりだった。

 「好きだ。」が流れる中、メンバーはガオラーに挨拶をしようとランウェイを歩き回る。すべて挨拶が終わった後もこの場から去ることが名残惜しい6人は、最後の最後に「好きだ。」をアカペラでプレゼント。いかにもリトグリらしいやり方で、初の武道館ライブを締めくくった。

20170118-lgm10.jpg

 

 とにかく、最初から最後まで満足のいくライブだった。夏の野音ワンマンを観た際に感じた不安は完全に解消されており、最初から最後まで一切のパワーダウンは感じられなかった。もちろん、今後の課題もゼロではない。初のアリーナワンマンを必要最低限の演出のみで乗り切った彼女たちだが、会場の大きさに見合ったパフォーマンスというものを今後は習得することも必要だろう。とはいえ、彼女たちの活動スタンスにアリーナ会場が常に必要なものかどうかという問題もある。どんなに大きな会場になっても、普段のホール会場と同じクオリティを保てるよう、歌やパフォーマンスの技術を磨き、それに伴い体力をつける必要もある。オーディエンスの数や会場の大小にとらわれず、常にどこでも武道館で見せたレベルのステージを披露できるようになったとき、リトグリはさらに大きな存在になれるはずだ。

(写真=三吉ツカサ(Showcase))

■西廣智一(にしびろともかず) Twitter
音楽系ライター。2006年よりライターとしての活動を開始し、「ナタリー」の立ち上げに参加する。2014年12月からフリーランスとなり、WEBや雑誌でインタビューやコラム、ディスクレビューを執筆。乃木坂46からオジー・オズボーンまで、インタビューしたアーティストは多岐にわたる。

■セットリスト
『Little Glee Monster LIVE in 武道館 〜はじまりのうた〜』
01. SAY!!!
02. 放課後ハイファイブ
03. My Best Friend
04. 私らしく生きてみたい
05. JOY
06. 春夏秋冬
07. HARMONY
08. Catch me if you can
09. Feel Me
10. NO! NO!! NO!!!
11. アカペラメドレー
12. オレンジ
13. 小さな恋が、終わった
14. 永遠に [ゴスペラーズ カバー]
15. 人生は一度きり
16. 全力 REAL LIFE
17. Hop Step Jump!
18. Girls be Free!
19. 好きだ。
20. はじまりのうた
<アンコール>
21. 君のようになりたい
22. Happy Gate
23. 空は見ている
<ダブルアンコール>
24. 青春フォトグラフ
25. 好きだ。(アカペラ)

■リリース情報
2ndアルバム『Joyful Monster』
発売:2017年1月6日(金)
価格:完全生産限定リトグリマフラー付盤 ¥4,500(税込)
初回生産限定盤 ¥3,500(税込)
期間生産限定盤(発売後6カ月の期間限定予定) ¥1,980
カバーCD付き通常盤 ¥3,240

<CD収録予定曲>
Disc.1
1,はじまりのうた
2,My Best Frined ※ラウンドワンCMソング
3,春夏秋冬 ※フジテレビ系「めざましどようび」テーマソング
4,私らしく生きてみたい ※ラウンドワンCMソング
5,Hop Step Jump! ※ラウンドワンCMソング
6,Catch me if you can
7,君のようになりたい -Album ver.-
8,Don’t Worry Be Happy
9,Happy Gate ※ソニー損保 CMソング
10,青春フォトグラフ ballad ver.
11,オレンジ
12,会いにゆく
13,好きだ。 Studio live ver.
14,JOY

・Disc.2
One more time, One more chance(org. 山崎まさよし)
何度でも(org. DREAMS COME TRUE)
たしかなこと(org.小田和正)
CAN’T TAKE MY EYES OFF OF YOU(org. Boys Town Gang)
SEASONS OF LOVE-Live on 2016.09.11-(org.RENT)

<DVD収録内容>
ガオフェス2016〜リトグリサマーキャンプ〜in日比谷野外大音楽堂
1,Happy Gate
2,人生は一度きり
3,全力REAL LIFE
4,かかげた空へ
5,小さな恋が、終わった
6,Summer Days
7,SAY!!!
8,好きだ。
9,My Best Friend
10,私らしく生きてみたい
11,Live Making Document

■ライブ情報
『リトグリライブツアー2017 春』
2月10日(金)神奈川県・秦野市文化会館
2月11日(土)神奈川県・秦野市文化会館 
2月12日(日)新潟県・新潟テルサ 
2月18日(土)福岡県・福岡市民会館 
2月19日(日)広島県・上野学園ホール
2月26日(日)群馬県・伊勢崎市文化会館
3月4日(土)滋賀県・野洲文化ホール
3月5日(日)愛媛県・松山市民会館
3月12日(日)栃木県・那須塩原市黒磯会館
3月18日(土)青森県・リンクモア平安閣市民ホール
3月20日(月・祝)宮城県・仙台市民会館
3月25日(土)岐阜県・土岐市文化プラザ
3月26日(日)愛知県・愛知芸術劇場
4月1日(土)大阪府・オリックス劇場
4月2日(日)大阪府・オリックス劇場
4月8日(土)静岡県・静岡市民文化会館
4月9日(日)東京国際フォーラム ホールA
「リトグリCLUB」最速先行10月11日(金)10:00スタート

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