SHINee、『FNS歌謡祭 第2夜』初出演! ハイレベルなダンス&ボーカルで魅せるグループの実力
SHINeeが、12月14日に『FNS歌謡祭 第2夜』(フジテレビ系)へ初出演する。圧倒的な歌唱力とダンスパフォーマンスを誇りながらも、気さくな人間性を兼ね備えているSHINeeは、すでに多くのファンを獲得。2011年に日本デビューを果たし、すでに国内ツアー動員数は100万人を突破。満を持しての大型音楽番組への出演となった。なぜSHINeeは、これほどの勢いで人気を増しているのか。その魅力に迫る。
今、最もライブチケットが取れないアーティスト
SHINeeはオンユ、ジョンヒョン、キー、ミンホ、テミンの5人グループ。SHINeeという名前は「輝く=shine+ee(名詞形の語尾)」をつなぎ合わせて作られたオリジナルの造語だ。その名の通り、2011年には日本デビューを果たし、今ではアジアのみならず、ヨーロッパやアメリカなど、世界を舞台に輝きを増している。
日本においては、2011年にシングル「Replay -君は僕のeverything-」でデビューし、2012年から国内初のアリーナツアーを開催。2014年にはアリーナクラスに加え、ファンとのつながりを大切に考え、全国ホールツアーも回るなど、ライブ動員をさらに積み重ねていった。2015年、念願の東京ドーム単独公演、2016年には2度目の東京ドーム単独2Daysに加え、京セラドーム単独公演2Daysを含む全国ツアーを大成功させた。早くも、2017年のアリーナツアーも発表済みだが、即完売必至のプレミアムチケットになることは間違いなしの人気ぶり。何度も足を運びたくなるのがSHINeeのライブ。ぜひとも、日本での公演数をもっと増やしてほしいものだ。
ハイレベルなダンスパフォーマンス
SHINeeの表現する音楽は、世界中から才能を集めて凝縮したような作品ばかり。その中でも、重要な要素を担っているのが、ダンスパフォーマンスだ。『FNS歌謡祭 第2夜』で披露する「Everybody」は、マイケル・ジャクソンの「THIS IS IT」の振り付けをしたコリオグラファーのトニー・テスタが手がけている。
2013年には、米国ビルボードで“今年最高のダンス”と絶賛されるなど、その完成度の高さで注目を集めた。5人のフォーメーションの美しさや、キレのある体の動きで、歌の世界観を表現していくダンスは、迫力十分。1人ひとりが個性を発揮しながらも、グループとしての一体感が育まれているのも、とても心地良い。他にもトニー・テスタは「Sherlock」、「DREAM GIRL」、「Married To The Music」(ファン・サンフンと共同)などの楽曲も手がけており、振り付けの面からSHINeeの楽曲に注目するのも粋な楽しみ方だ。
また、ジャネット・ジャクソンやグウェン・ステファニーのバックダンサーを務めた仲宗根梨乃や、ダンスチームのs**t kingzなど、日本人アーティストが振り付けしている楽曲も多い。指先まで神経が行き届いた美しい所作で色気を表現したり、長い手足にも振り回されない体幹の強さで激しくステップを踏んだり……と、その魅力をピックアップし始めたらきりがない。MVはもちろん、ライブでも見どころが多すぎて困ってしまうくらいだ。
ボーカルという楽器を弾きこなすバンドのようなグループ
全員がボーカリストとしての実力を持ち合わせているのも、SHINeeの強さ。甘く伸びやかなリーダーのオンユは、クラシックオペラから、日本の歌謡曲(安全地帯や徳永英明)もステージで披露するほどのスキルを誇る。ジョンヒョンは、自らも作詞・作曲を手がけ、ソロ名義で作品も発表。ドラマ『逃げ恥』で注目された俳優・大谷亮平がMVに出演するなど、日本でも話題になった。ミュージカル俳優もこなすキーは、感情を乗せて歌い上げる表現者。独特な声質は、ハモリパートでも深みを増す重要な役割を果たしている。ミンホは、バラエティでも大活躍するグループのムードメーカー。楽曲の雰囲気によって、その歌声の表情が変わる幅の広さが素晴らしい。そして、末っ子のテミンはダンスの才能に加えて、透明感のある少しハスキーな声が、驚くほどセクシーな雰囲気を醸し出す。そんな個性的な5人の声にも関わらず、心地よいハーモニーを奏でるのだから不思議だ。それは、異なる楽器が互いの良さを引き出し合うバンド演奏のようでもある。
12月21日にリリースされる新曲「Winter Wonderland」は、12月12から先行配信をスタート。12月13日時点でiTunes1位、レコチョク1位をダブルで獲得し、配信チャートで2冠を達成。SHINeeの歌声を存分に味わえる一曲だ。ダンサブルなサウンドから、心温まるバラードまで歌いこなすSHINeeの歌唱力に、酔いしれるにはぴったりの曲だろう。カップリングの「Melody」も美しいコーラスが心地いいが、その繊細な歌声が切なさを極めているので、一人きりの冬空で聴くのは、かなり注意が必要。うっかり涙が流れても大丈夫なところで、思う存分浸ることをおすすめしたい。