FUKIがデビュー1年で作り上げた温かい空間 ワンマンライブをレポート
本編の最後には「キミがスキ (LOVE DIARY Special Ver.)」を披露。1曲目に披露した「キミがスキ」とは異なる雰囲気で演奏がスタートすると、オーディエンスからは手拍子が。そのまま観客は、コンガの愉快なリズムに合わせて波に乗るように体を揺らし、その様子からはFUKIが持つビーチカルチャーの感覚が伝わってきた。同曲を歌い終えたFUKIは、客席から花束を受け取り、一度ステージを後にした。
アンコールで再び登場したFUKIは「キミへ」を披露。MCでは「私、昔からノートにいっぱい書いていて。単純に嬉しかったこととか、悲しかったこと、悔しかったことを溜めていたのが、今、こうやって数々の言葉とか思いを歌にして、たくさんの人に届けることができてとても嬉しいです。こんな私ですがこれからも応援よろしくお願いします」と観客へ向けて素直な思いを届けた。その後に披露した「With U」では青空を描くような照明の下、FUKIが<どんな未来も光りはじめる>と歌い、デビューから1年を経て、さらに前へ進もうとする気持ちを伝えているようだった。最後には、同アルバムの表題曲「LOVE DIARY」を再び披露し、踊りながら楽しそうにステージに立つFUKIと、ゆったりとしたサウンドに体を揺らしながら手拍子で彼女のライブを楽しむ観客の姿があった。
FUKIのストレートな思いから形作られた音楽によって、自然に笑顔が溢れてしまう空間をつくり、終始温かいムードに包まれていた今回のワンマンライブ。オフィシャルファンクラブ「Love Story」の開設も発表され、ファンとの絆を深めたFUKIが、これからますますリスナーの気持ちに寄り添った楽曲を生み出してくれるにちがいない。
(文=大和田茉椰)
FUKI ワンマンライブ
『「LOVE DIARY」supported by MEETIA』
11月2日(水)
東京・渋谷クラブクアトロ
■セットリスト
01. キミがスキ
02. LOVE DIARY
03. 泣きたいんでしょ?
04. ホンモノの恋、はじめませんか?
05. 小さな恋のうた (cover)
06. 星になるから
07. ふたりいろ
08. キミじゃなきゃ
09. 365
10. キミがスキ (LOVE DIARY Special Ver.)
En-01. キミへ
En-02. すきだよ。
En-03. With U
En-04. LOVE DIARY