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カノエラナ「カノエ参上。」インタビュー

二十歳のカノエラナは、こうしてSNSに“居場所”を見つけた「両極端なものを合わせるのが私」

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「日記みたいに、今日あったことを15分くらいで曲にする」

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――そもそも【30秒弾き語り動画】を思いついたきっかけは?

カノエラナ:私が動画をはじめようとしたときに、Twitterに動画機能が付いて、何人かやっていたので、とりあえず私もやってみようかなって。“チューリップの歌“とか弾き語りしてあげたら、普通のツイートよりもお気に入りとかリツイートが多かったんで、これはよかったかも!って思って、どんどんオリジナルもあげていって。その時は尺が30秒しかあげられなくて、ちょうどサビが30秒くらいなんで、サビを作っちゃえ!ってなって、この30秒の間でどれだけ伝えられるかっていうチャレンジもであったので、それを続けたらどうなるかな?って。

――収めるのは難しかったんじゃないんですか?

カノエラナ:意外と、サビ歌ったなあ、ぐらいで30秒とか30秒ちょい前くらいなんで、自分的にはやりやすいですね。

――枠が決まっていた方がやりやすい?

カノエラナ:そうですね。それ以上ってなると、ええっと、Aメロ付けてBメロ付けて……ってなります。

――そこで聴きやすくまとめるスキルが身に付いたのかもしれないですね。歌詞も最初に30秒分だけ作るんですか?

カノエラナ:そうです。

――“恋する地縛霊”とか、ストーリー仕立てじゃないですか。こういうのはどうやって作っていったんですか?

カノエ:そもそも頭の中で物語が出来上がっていて、その一部分をサビにする作業だったんです。だから、尺を長くする時も、前に頭の中で考えていた内容を当て嵌めていくっていうやり方でしたね。

――ホラーじみた物語が頭の中で出来上がっていたっていうところも面白いけれど(笑)。ミニアルバムでは、その前に入っている曲が“シャトルラン”じゃないですか。ギャップが激しいですよね。

カノエラナ:ん?ってなりますよね(笑)。二次元と三次元を繋いでいるカノエラナの部分っていう。

――“恋する地縛霊”は、カノエラナさんの中身が出ていて、“シャトルラン”は中身のカノエラナさんがアーティスト・カノエラナに楽曲提供したかのような、それぐらいのギャップで。

カノエラナ:全くその通りです。

――どっちも歌いたいし、歌えるっていう?

カノエラナ:そうですね。両方のものを持っているから、ごちゃごちゃしないように、ストレートな曲はストレートな曲、ちょっと変な曲は変な曲にするっていう、その両極端を合わせちゃえ、これが私です、ポン!って作品で出すっていう。一個だけじゃなく、二個とも同時にやっちゃうぞっていうことを、最初から見せていくスタイルですね。

――でも、中身のカノエラナさんからしたら、“シャトルラン”みたいなことを歌うのは照れ臭いんじゃないですか?

カノエラナ:リア充だなてめえ、くらいの意識で歌っています(笑)。

――やっぱり(笑)。演じているような意識というか。

カノエラナ:ありますね。いろいろ主人公を当て嵌めながら、この歌はこの人かな、この歌はこの人かなっていう感じでやってます。

――それって、アニメの影響が生かされていそうですね。

カノエラナ:超生かされています。

――「私を表現したい!」、「私を見て! 聴いて!」っていうアーティストとは全く違いますよね。

カノエラナ:そうですね。だから自分のことも歌うし、他人から見た自分も歌うし、私から見た他人も歌うし、いろんな色で歌えればいいなって。敢えて拘らず、その時に思った感情を歌にするっていう、それだけです。日々を過ごしていたら嫌なことも嬉しいこともあるじゃないですか。それをひとつのカノエラナとしての個性にしていきたいっていうか。嫌なことがあったら、こんなやばい曲が出来たよって聴いてもらいたいし、楽しい曲は楽しい時に出来るし、そうやって人間味がある曲を作っていきたいと思います。

――日記みたいですね。

カノエラナ:そうですね。全くその通りで、【30秒弾き語り動画】は日記としてやっていたので。今日あったことをそのまま15分くらいで曲にして、一日一日を凝縮させるっていう。だから、これからも普通の私を出していきたいですね。

――日記的な楽曲を公開する理由って? 共感が欲しいからですか?

カノエラナ:共感してもらえるのは嬉しいですね。わかるわかるっていう気持ちを分かち合いたい。私だけじゃないよね思ってるの、っていうのを確認するっていう。だから日記的になっちゃうんだろうんだろうなって。

――二次元が好きでも、自分だけが分かっていればいいっていうわけではなく、共感を求めるっていうところは、今の時代ならではというか、カノエラナさんならではというか。

カノエラナ:どうだと思う?って取りあえず聞いてみたいんですよね。

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