>  > 鬼龍院翔が語る、中2の音楽ルーツ

市川哲史『逆襲の〈ヴィジュアル系〉-ヤンキーからオタクに受け継がれたもの-』発売記念 PART.1

鬼龍院翔が語る、V系への目覚め「中2の頃に“音楽性の高さ”でハマった」

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「思春期の僕がずーっと見てきたのはあの人」

市川:その師と、いまでは実際にお付き合いできているとは、冥利に尽きますな。

鬼龍院:もう本当にお世話になっております。お世話になってはいるけども本当にイメージが崩れ なさ過ぎるというか、近寄れば近寄るほどあの人はGacktであるというのがすごいところだなと。

市川:もはや日本一のGacktウォッチャーと化しております。

鬼龍院:(喜色満面笑)いちばん近いファンでもあるような気がします。

市川:その立場はファンとして、非常に観察しがいがあるのではないかと。

鬼龍院:でも僕がファン目線でいるのはちょっと失礼かなとも思うので、やっぱりその辺はしっかりしなきゃなと。思春期の僕がずーっと見てきたのはあの人なんで、僕を形成しているものや僕の人格があの人なんで。

市川:……きみ怖いよ。ちなみに観察結果はどうなんですか、あの男の。

鬼龍院:先程言ったようにあの人はやっぱり、近寄れば近寄るほど〈内面こそが、よりGacktである〉というのが僕にとって衝撃でした。プライベートでお逢いするまでは、幾分パフォーマンスで装っているというか、構築している部分もあると思っていたんですね――だって「そんなはずはあるわけない」というエピソードばかりじゃないですか(奮笑)。だから、「近寄ったらイメージは崩れてしまう」というのがアーティストの世の常であると僕は思っていたんで、「プライベートでご飯とか行くのもどうなんだろう」「ファンとしてどうなんだろう」ってすごく不安だったんです。「ファンでいたいから、お誘いも断わろうか」とまで思ったんですけど、いざ近寄ったらもう、本当に家に剣は飾ってあるし鎧とかあるし!(笑)。話を聞けば聞くほど、表に出ている話はむしろ控えめなんじゃないかなと――そんなイメージです。

市川:やっぱ似てるなぁ。実はYOSHIKIがかつて住んでた、ビバリーヒルズの丘の上に建つ一軒家も変でさ。玄関もリビングもガラス張りで外から丸見えで、しかも正面には自分の巨大写真パネルと日本刀が飾られてるの。ロスは物騒だから「不用心じゃん」と言ったら、「大丈夫大丈夫、この刀でぶった斬るから」だって。

鬼龍院:……(耐笑)。

市川:表と裏のサイズが寸分違わないのは、YOSHIKIとGacktぐらいだと思うよ。

※まだまだ続くロングインタビューは、書籍『逆襲の〈ヴィジュアル系〉-ヤンキーからオタクに受け継がれたもの-』にて。

(取材・文=市川哲史/写真撮影=竹内洋平/協力=株式会社 ユークリッド・ミュージックエンターテイメント)

■書籍情報
『逆襲の〈ヴィジュアル系〉-ヤンキーからオタクに受け継がれたもの-』
価格:3,000円(税込価格:3,240円)
判型:四六判
総頁数:584頁
発売:8月5日
発行/発売:垣内出版

予約はこちらから

【目次】

●プロローグもどき/《ルナフェス》という名の到達点

第Ⅰ章 私が〈V系〉だった頃(21世紀version)
§1 XとLUNA SEAの〈再結成〉で考えた、いろんなこと
§2 生き残った者たちの、それぞれの〈正義〉
§3 キリトが〈社会派〉であり続ける理由

第Ⅱ章 〈V系〉がヤンキー文化だった頃
§1 ハレだ祭りだヤンキーだ〈V系オールドスクール〉再考
§2 YOSHIKI伝説フォーエバー

第Ⅲ章 〈V系〉がオタク文化になった頃
§1 ゴールデンボンバー売れっ子大作戦
§2 鬼龍院翔も〈V系カリスマ〉である、たぶん
§3 〈サブカルとしてのV系〉の知らない世界
§4 或るバンギャルの一生

第Ⅳ章 私が〈hide〉と呑み倒してた日々
§1 hideと私と愉快な〈元・ロック少年〉たち
§2 すべての後輩たちの《hide兄ぃ(J談)》
§3 〈好奇心〉という名のクリエイティヴィティー
§4 hideと小山田圭吾

●エピローグもどき/ももクロベビメタエグザイル三題囃
●年表

【内容紹介】
ゴールデンボンバーは〈V系〉の最終進化系だったーー? 80年代半ばの黎明期から約30年、日本特有の音楽カルチャー〈V系〉とともに歩んできた音楽評論家・市川哲史の集大成がここに完成。X JAPAN、LUNA SEA、ラルクアンシエル、GLAY、PIERROT、Acid Black Cherry……世界に誇る一大文化を築いてきた彼らの肉声を振り返りながら、ヤンキーからオタクへと受け継がれた“過剰なる美意識”の正体に迫る。ゴールデンボンバー・鬼龍院翔の録り下ろしロング・インタビューほか、狂乱のルナフェス・レポ、YOSHIKI伝説、次世代V系ライターとのネオV系考察、そして天国のhideに捧ぐ著者入魂のエッセイまで、〈V系〉悲喜交々の歴史を愛と笑いで書き飛ばした怒涛の584頁!

【著者プロフィール】
市川哲史 いちかわ・てつし
1961年岡山県生。音楽評論家。予備校生時代の80年より現在に至るまで、『ロッキングオン』『同ジャパン』『音楽と人』『オリスタ』『日経エンタテインメント!』などを主戦場に書きまくってきたが、根が正直なため出禁多数。守備範囲は音楽も超えて∞。16年は絶好調なのか、洋楽本とプログレ本も近刊予定。主な著書は『X-PSYCHEDELIC VIOLENCE CRIME VISUAL SHOCK-』『BT8992』『ART OF LIFE』『BJC』『キリトの偽装音楽業界』『オレンジレンジのチーズバタージューシーメー』『私が「ヴィジュアル系」だった頃。』『私も「ヴィジュアル系」だった頃。』『さよなら「ヴィジュアル系」-紅に染まったSLAVEたち-』『ウルトラ怪獣名鑑戯画報』『遺留捜査』『遺留捜査2』など。

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