GReeeeN「キセキ」の映画化は、他の名曲「ハナミズキ」「リンダリンダ」の場合とどう違う?
映画化されるスタイルは様々あるものの、映画化に至る楽曲は何年もの間、世代を超えてたくさんの人に愛されてきた楽曲たちばかり。「ハナミズキ」や「涙そうそう」、「リンダリンダ」などの楽曲は、発表から数年が経過しているが、いまだにCMソングの定番曲や様々な音楽ジャンルの歌手によるカバー曲がリリースされている。そして、2008年に発表された「キセキ」もまた、カラオケの定番曲として歌われ、海外アーティストがカバーした「キセキ」はCM楽曲としても起用された。映画化された楽曲たちは、時代、世代、ジャンルを超えて愛され続けている。
ドラマ 『ROOKIES』の主題歌から人気に火がつき、着うたフル(R)史上最多ダウンロード記録でギネスにも認定されたGReeeeNの「キセキ」。今回の映画化は、9年の時を経て、楽曲の新たな魅力を引き出すきっかけとなるのではないだろうか。今作は、映画シーンにおいても新鮮な切り口から生まれた音楽映画として注目したい一作だ。
(文=大和田茉椰)