>  >  > SMAP騒動で考える「会報」の役割

SMAPファンが求めるのはメンバーのダイレクトな“声” 「解散しない」報道で起きていたこと

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 今年1月から解散報道に揺れていたSMAPが、ファンクラブ会報で「解散しない」と明言したことがわかった。しかし、その会報がファンの手元に届くのを待たずして各メディアで大々的に報道が行われ、「情報漏洩ではないか」と、安心よりも怒りを覚えたファンが多数いたのだ。

realsound-smapth_.jpg(C)タナカケンイチ

 これまでもメンバーが『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)番組内にて生放送で騒動を謝罪したり、ジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川氏のインタビューで解散を否定するコメントを述べるなど、ファンに対して多くのメッセージを投げかけてきたが、どれもどうも空振っているような印象がある。それは、一体なぜなのか。

 理由として考えられるのは、SMAPとファンとのコミュニケーション頻度が少なくなっていることではないだろうか。コンサートや番組協力など、直接彼らの顔をファンが見る機会も減る中、ファンクラブの会報の発行ペースも落ちていた。通常、年4回(3カ月に1回)ペースで不定期ということになっているらしいのだが、今回は一連の騒動以来初めての発行に。前回から、およそ8カ月ぶりだったとのこと。

 例えるなら、ファンにとって会報は、遠距離恋愛の相手から届くラブレターのようなもの。今、相手がどうしているのか、何を考えているのか…と、なかなか連絡の取れない相手から届くダイレクトな言葉は、何よりも信用度の高い。

 顔を見る機会が減る中、そんな大切な知らせがなかなか届かなかったら、心配するのは当然だろう。その上、今回のように特に重要な内容を、メディアという第三者から「こういう気持ちだと書いてあるはずだ」などと予告をされては、「なんで、あなたが知っているの?」と疑心暗鬼になってしまうのも頷ける。

 「有料コンテンツの内容が漏洩されている」「会費を払っていない人が無料で読めるのはおかしい」というのも、もちろん本音だろう。だが、その悔しさの本音は、ファンとSMAPをつなぐ大切なコミュニケーションに水をさされたという点ではないだろうか。

 メディア側としても、より多くの人にSMAPが解散しないという朗報を伝えたい気持ちがあったのだろう。ときには、悪気がなくとも人を傷つけてしまうコミュニケーションロスが起こることもある。だが、それを「しかたのないこと」とするか、「もう少し考えるべきだった」とするかは大きな違いだ。

 SMAPという存在があまりに大きいため、こうしたコミュニケーションロスは、これまでもしばしばあったように思う。だからこそ、もっと丁寧に情報を扱う意識が求められているのではないか。

      

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