Drop’s・中野ミホが示す、強いバンドになるためのビジョン「誰かが引っ張らないとブレちゃう」

Drop’s・中野ミホが示す、強いバンドになるためのビジョン「誰かが引っ張らないとブレちゃう」

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「ひとりでは出来なかったアルバム」

ーーカッコいいですよね、音の粒子が粗くて。楽曲、サウンドの両面でDrop’sの新しい分岐点になる作品だと思うのですが、中野さん主導でアルバムの制作を進めたことで、メンバー同士の関係性にも影響があったんじゃないですか?

中野:私が思い描いている景色だったり、「こうしたい」という意図をメンバーがすごくわかってくれるんですよね。たとえば「この曲は冬の朝のイメージなんだよね」とか「単調なんだけど、ギターは歪んでいて」みたいなことを言っても、「そう、それそれ!」という演奏をしてくれるし、想像以上のものを持ってきてくれることもすごく多くて。ホントに理解してもらってるんだなって改めて感じたし、ひとりでは出来なかったアルバムだと思いますね。メンバーには「ワガママばっかり言って、すいません」って言いましたけど(笑)。

ーー中野さんが自分の意志を明確に示すことで、バンドの結束が強くなったというか。

中野:ひとつの方向性を示したことは良かったなって思います。レコーディングの雰囲気もすごく良かったし。さっきも言いましたけど、やっぱり誰かが引っ張らないとブレちゃうんですよね、バンドは。だったら、そこは私が前に出ていこうと。音楽を作るときはワガママを言うことが必要だけど、そのぶん、そうじゃないときは優しくなろうとも思いましたね。「言い過ぎたな」と思うこともホントに多いので。

ーーソングライターとしても良い経験になったのでは?

中野:何だかんだ言っても、自分の生活とか、本当に感じていることじゃないと、曲は書けないんだなって思いました。自分のことを歌うしかないんだなっていうか…。

ーーふだんの生活を充実させることも必要かも。

中野:家に閉じこもってないで、出かけたほうがいいですよね(笑)。本を読んだり映画を観るのはすごく好きなんですけど、「良かった」だけで完結しちゃうところもあるんですよね。本屋に行くのは好きなんだけど……何の話でしたっけ?(笑)。

ーー(笑)。『DONUT』リリース以降はどんな活動になりそうですか?

中野:ライブをやって、曲も作りたいです。…普通ですね(笑)。でも、曲は常に書いておいたほうがいいと思いましたね、ホントに。『DONUT』の曲、季節感が偏ってるんですよ。秋冬の曲を書いてたのが、すごく出ちゃってて(笑)。曲を書くモードに自分を引っ張って、いっぱい作りたいですね。

(取材・文=森朋之)

■リリース情報
『DONUT』
発売:2016年5月25日
価格:¥2,639(税抜)
1.G.O.O.D.F.E.E.L.I.N.G.
2.CLOUD CITY
3.十二月
4.ダージリン
5.誰も知らない
6.ドーナツ
7.LONELY BABY DOLL
8.月光
9.グッド・バイ
10.部屋とメリー・ゴーランド
11.どこかへ
12.からっぽジャーニー
M8 月光 (映画「月光」主題歌)
M11 どこかへ (映画「無伴奏」主題歌)

■ライブ情報
『Drop’s 2016 TOUR「DONUT JOURNEY」』
6月25日(土)心斎橋Pangea
6月26日(日)東京キネマ倶楽部
7月9日(土)名古屋CLUB UPSET

『4th FULL ALBUM「DONUT」発売記念インストアライブツアー』
・中野ミホ(Vo)による弾き語りライブ
5月25日(水)19:00~タワーレコード名古屋近鉄パッセ店
5月26日(木)20:00~タワーレコード難波店
5月28日(土)21:00~タワーレコード新宿店
・メンバー全員によるアコースティックライブ
5月29日(日)17:00~タワーレコード札幌ピヴォ店

http://drops-official.com/

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