5月末でアンジュルムを卒業 田村芽実の参加楽曲は全部で何曲?
アンジュルムのメンバーである“めいめい”こと田村芽実が、今月30日に行われる日本武道館でのコンサートをもって、グループおよびハロー!プロジェクトから卒業する。
アンジュルムの改名前のスマイレージ時代に2期メンバーとして2011年に加入。それから約5年間、彼女がこれまでレコーディングに参加してきた楽曲が全部で何曲あるのか、検証しつつ活動自体も駆け足で振り返っていくのが本記事の趣旨である。
数え方としては、スマイレージまたはアンジュルム名義でリリースされたCDシングル・アルバム収録曲がまずあり、これを本カウントとする。バージョン違いの曲は別でカウントする。また、別ユニット等で参加した楽曲についても分けてカウントする。
以下リスト中、特に表記がない場合はスマイレージもしくはアンジュルム名義曲。シングルのカップリング曲には[c/w]、アルバム収録曲には[アルバム]と末尾に記した。また、各年でのオススメ曲もあわせて挙げていく。
<2011年>加入1年目
【本体:7曲】
・タチアガール
・スマイル音丼[c/w]
・ブギートレイン'11[c/w]
・プリーズ ミニスカ ポストウーマン!
・こんにちは こんばんは[c/w]
・手を握って歩きたい[c/w]
・かっちょ良い歌 (フィーチャリング スマイレージ)[c/w]
【関連ユニット:1曲】
・ブスにならない哲学 / ハロー! プロジェクト モベキマス
【バージョン違い:2曲】
・スマイレージ シングルス 激萌えリミックス[c/w]
・スマイレージ シングルス 激ヤバリミックス[c/w]
スマイレージ加入前は子役として舞台やミュージカル等に出演していた田村。その一環としてアニメ『しゅごキャラ!』のミュージカル版にも出演したのが2009年のこと。同アニメの主題歌を歌っていた、当時ハロプロエッグで後にスマイレージのオリジナル1期メンバーとなる和田彩花・福田花音・前田憂佳もこのミュージカルに出演しており、田村と共演することになった。このことがきっかけでスマイレージのファンになった田村だが、2011年に同グループの2期メンバー募集オーディションが開催。応募して見事合格し、田村のハロプロアイドル人生がスタートする。
2期メンバー加入後の最初のシングル、つまり田村にとってのデビュー曲が、この年の秋にリリースされた「タチアガール」。当時は小川紗季が夏に突如卒業、冬に前田も卒業と、1期メンバー2人が相次いでいなくなる激動の時代だった。
<2012年>加入2年目
【本体:11曲】
・チョトマテクダサイ!
・チャンス到来![c/w]
・涙GIRL[c/w]
・ドットビキニ
・すまいるブルース / 須磨入姉妹[c/w]
・恋人は心の応援団[c/w]
・好きよ、純情反抗期。
・君は自転車 私は電車で帰宅[c/w]
・寒いね。
・私、ちょいとカワイイ裏番長[c/w]
・黄色い自転車とサンドウィッチ[アルバム]
【バージョン違い:1曲】
・スマイレージ シングルス 激アツリミックス[c/w]
メンバーが6人になって最初のシングルが「チョトマテクダサイ!」。前作の「タチアガール」「プリーズ ミニスカ ポストウーマン!」の時期はデコ出しの髪型だったが、このシングル辺りから前髪を作るようになった。また、この曲は歌衣装の配色がそのままメンバーカラーとなっており、田村=緑のイメージを印象づけたところがある。
シングル「ドットビキニ」のカップリング曲である「すまいるブルース」は、福田花音とのデュエットによる“須磨入姉妹”名義での楽曲。曲名通りの昭和ブルース歌謡のパロディ的な一曲だが、歌唱力がなくてはパロディとして成立しないところを、福田と共に見事に歌いこなしていた。その福田のグループ卒業公演となった昨年11月の日本武道館コンサートでも同曲がセットリストに入っており、名場面として記憶に新しい。
<2013年>加入3年目
【本体:13曲】
・旅立ちの春が来た
・どうしよう[c/w]
・新しい私になれ!
・ヤッタルチャン
・ええか!?
・「良い奴」
・新・日本のすすめ![アルバム]
・大人の途中[アルバム]
・天真爛漫[アルバム]
・私の心[アルバム]
・夕暮れ 恋の時間[アルバム]
・ねぇ 先輩[アルバム]
・さよなら さよなら さよなら[アルバム]
前年の「すまいるブルース」、そしてシングル「寒いね。」のカップリング曲で、2012年秋ツアー“ちょいカワ番長”でのキー曲となった「私、ちょいとカワイイ裏番長」といった楽曲などで、田村の迫力ある堂々とした歌声の魅力は、徐々にファンの間に知られていくようになった。評価が決定的になったのは、この年の春にリリースされた2ndアルバム『②スマイルセンセーション』の1曲目「新・日本のすすめ!」だろう。曲冒頭の〈ほんにまぶしい月夜の元で 恋人たちがランデブー〉、そしてサビ前の〈ばったり ちゃっかり 八兵衛ベイベベイベ〜〉といったパートを朗々と歌う田村は輝いていた。
また、秋に開催されたミュージカル『我らジャンヌ 〜少女聖戦歌劇〜』での田村の演技および歌唱も評判を呼んだ。幼少の頃からの舞台出演経験、そして宝塚歌劇団のファンだという彼女の資質が花開いた瞬間でもあった。