Sexy Zone 佐藤勝利の黄金期がついに到来? 新曲「勝利の日まで」が意味するもの
Sexy Zoneが、ニューシングル『勝利の日まで』を5月3日にリリースする。表題曲は『2016リオデジャネイロオリンピック バレーボール世界最終予選』イメージソングに起用されており、Sexy Zoneのメンバーが同大会のスペシャルサポーターを務めた。
「勝利の日まで」というこのタイトル、スポーツ大会を盛り上げるポジティブなメッセージがこめられているとともに、Sexy Zoneメンバー・佐藤勝利の名前が冠されていると当初ファンの間で大きな話題を呼んだ。なぜ今このタイミングに「佐藤勝利」がフォーカスされる楽曲をリリースするのだろうか。ジャニーズの動向に詳しい芸能ライターの佐藤結衣氏に話を聞いた。
「メンバー名が曲名に入ることはとても珍しいことなので、曲名でひとイジりされ、佐藤さんの存在が強く打ち出されていくのではないでしょうか。Sexy Zoneは、グループの体制がなかなか定まらない中で活動を続けてきたグループ。ようやく5人体制での活動が根づいてきたところでもあるので、センター・ポジションの佐藤さんにフォーカスした楽曲をリリースし、仕切り直しを図るといった意図もあるのかもしれません」
佐藤勝利はグループ内のセンターとしては珍しく、控えめな活動が続いていた。しかし、人知れず努力を重ね、着実に成長を遂げていったという。
「舞台『ジャニーズ・ワールド』で共に座長を務めた中島健人さんの存在もあり、佐藤さんは“不動のセンター”というよりは、“Sexy Zoneファミリーの中心”のようなポジションで活躍してきました。マラソンを得意とする彼は、短距離を走りきるのではなく、コツコツと地道に進んでいくようなタイプ。努力する姿こそ見せませんが、活躍をみれば努力していることが一目で伝わってきます。苦悩しながらあらゆることに挑戦し、スキルを自分のものにしていく彼の成長ぶりを楽しみにするファンも多いです」
同氏は今回のリリースに伴い、佐藤勝利の“個性”に焦点があたる機会が増えるのではないかと期待を寄せる。
「中島さんの王子様キャラや、菊池風磨さんのヤンチャなキャラは少しずつおなじみになってきていますが、佐藤さんの個性が花開くのはまさにこれからといったところでしょう。これまでは求められているものに応えていくようなタイプでしたが、ここ1〜2年でさまざまな経験を積み、自分がどう見られたいのかという意識が年々強くなっているように感じます。そんな彼には、少年隊の東山紀之さん、近藤真彦さんといった往年のエンターテイナーたちの姿や振る舞いに通ずるオーラを感じます。その強みを個性としてさらに伸ばし、活躍の幅を広げてもらいたいですね」