嵐の司会で例年以上に豪華! ジャニーズの歴史が詰まった『カウコン』を振り返る

ジャニーズスペシャルコラボメドレー

TOKIO
(C)タナカケンイチ

 これほどの人数が一斉に揃うのは、カウコンならでは。今回は、コラボメドレーもアツかった。

 TOKIOの「宙船」を、中山優馬、横山裕、手越祐也、櫻井翔、城島茂、村上信五、橋本良亮、玉森裕太、重岡大毅と、これでもかとメンバーをシャッフルして歌う。2曲目の光GENJI「ガラスの十代」では、佐藤アツヒロが“元祖”ローラースケートを披露。松岡昌宏、相葉雅紀、小山慶一郎、安田章大、濱田崇裕、宮田俊哉、田口淳之介の間を縫うように鮮やかにスケーティングしてみせた。

 続く、嵐「Love so sweet」は、滝沢秀明、塚田僚一、中丸雄一、藤井流星、小瀧望、藤ヶ谷太輔、大倉忠義が登場。踊りながらみんなで肩を組む姿は、参加メンバーの距離の近さを感じさせた。そして、堂本剛と国分太一扮するトラジ・ハイジの楽曲「ファンタスティポ」では、堂本剛、国分太一、長瀬智也、丸山隆平、二階堂高嗣、中島健人が熱唱。ふだんバンド演奏のイメージが強いTOKIOの2人がマイクスタンドで踊る姿が印象的だ。ラストは思い思いのポーズでキメていたのも、シュールで見ごたえがあった。

 また激しくステップを踏むV6「MADE IN JAPAN」では、二宮和也、加藤シゲアキ、渋谷すばる、中間淳太、菊池風磨、五関晃一が登場。オープニングで二宮と加藤が目を合わせてダンスをしては、同時に照れ笑い。そんな仲睦まじい様子に、会場からは歓声が。毎年、人見知りで他のメンバーと話せないと言っていた加藤。今回は楽しめたのではないかとファンも喜んだのではないだろうか。

 さらに少年隊「仮面舞踏会」では、東山紀之が登場。山口達也、亀梨和也、北山宏光、松本潤、錦戸亮、上田竜也、増田貴久、桐山照史と共に歌い上げた。大先輩の登場に、華やかさと共に緊張感も加わり、パフォーマンスにキレが増す。続いて、東山は「アンダルシアに憧れて」の歌唱にも参加。堂本光一とグータッチを交わし、ステージには大野智、今井翼、横尾渉、千賀健永、佐藤勝利、松島聡、内博貴、屋良朝幸と、舞台経験が豊富なメンバーが勢揃い。圧巻の表現力を披露した。

ジャニーズグループチェンジメドレー

 別グループの曲を歌うのはコンサートではあっても、テレビではなかなか見られないもの。ライブ会場になかなか行けない人も、その楽しさに触れられたはずだ。

関ジャニ∞→Sexy Zone「Cha-Cha-Cha チャンピオン」

 得意のコスプレがここで炸裂。いろんなチャンピオンになぞって、メンバーが変装して登場し、会場は大爆笑の渦に。アリスの持ち歌「チャンピオン」にちなんで、渋谷すばる=谷村新司、安田章大=堀内孝雄に。QUEENの名曲「WE ARE THE CHAMPIONS」から大倉忠義=フレディ・マーキュリー、そして横山裕=具志堅用高(ボクシング)、村上信五=スアレス(サッカー)、丸山隆平=五郎丸歩(ラグビー)と各界のスターになりきった。錦戸亮は、まさかの有馬記念で優勝したゴールドアクターとなるべく、ウマの着ぐるみで器用に踊っていたのも、胸キュンだ。

TOKIO→関ジャニ∞「無責任ヒーロー」

 そんな関ジャニ∞の曲をTOKIOがトロッコに乗って、男くさく歌う。とくに国分が渋谷をマネているような歌い方をして見せ、ライブならではのお祭り感が漂った。

Sexy Zone→TOKIO「LOVE YOU ONLY」

 TOKIOのデビュー曲を、Sexy Zoneが歌うことに。以前よりTOKIOが好きで古い曲も聴き込んでいると話す菊池が、伸び伸びと歌っていたのが印象的だった。

Hey! Say! JUMP→ジャニーズWEST「ズンドコパラダイス」

 関西にある京セラドームにいるHey! Say! JUMPは、ジャニーズWESTの曲に挑戦。申年ということで、サルの耳をつけて歌うと、会場から大きな歓声が沸いた。

Kis-My-Ft2→Hey! Say! JUMP「Ultra Music Power」

 ローラースケートによるパフォーマンスで、Hey! Say! JUMPのデビュー曲を披露。ワイプでは、その様子を見るHey! Say! JUMPメンバーの顔も映しだされ、嬉しそうな表情が楽しめた。歌ヘタキャラで浸透している横尾が、知念のソロパートを歌うと、Hey! Say! JUMPのメンバーは一同大盛り上がり。チェンジしたグループのリアクションも見られるのが、この企画のキモだ。

KAT-TUN→Kis-My-Ft2「SHE! HER! HER!」

 完璧に振りをマスターした4人。まるで自分たちの持ち歌かのように完成度の高いパフォーマンスを披露。別のカメラで、つい自分たちでも口ずさんでしまうキスマイの姿も捉えられていて、微笑ましかった。

ジャニーズWEST→A.B.C-Z「Za ABC~5stars~」

 歌いながらせり上がったステージから、中間が宙返りで飛び降りようとするも「無理無理無理」と尻込みをして笑いを誘った。関西出身で笑いのセンスに長けているグループの強みを十分アピールした。

A.B.C-Z→V6「MUSIC FOR THE PEOPLE」

 そんなジャニーズWESTの前で、塚田が宙返りを披露し、身体能力の高さを存分に魅せつけたA.B.C-Z。パワフルかつ元気いっぱいに「MUSIC FOR THE PEOPLE」を歌いきった。

タッキー&翼→KinKi Kids「雨のMelody」

 美しいハーモニーで聞かせるタッキー&翼。しっかりと歌いこなす後輩の様子を、なんとも言えぬ表情で見つめる堂本剛にカメラが切り替わると、会場から笑い声がこぼれた。

KinKi Kids→タッキー&翼「夢物語」

 まるでお返しをするように、今度はKinKi Kidsがタッキー&翼の歌を熱唱。クライマックスは、一緒に口ずさむ流れに。2組の安定した歌声に、酔いしれる贅沢な時間となった。

NEWS→嵐「Monster」

 先ほどのキンキと滝翼のように、今度はNEWSと嵐がまるで実力を見せ合うように歌い合った。美声で有名な大野のソロパートを、歌唱力テゴマスの2人が伸びやかに歌い上げてみせた。

嵐→NEWS「NEWSニッポン」

 すると、今度は大野が本領を発揮。これぞ、大野の真骨頂ともいうべき歌声を披露し、ファンの心を射抜いた。歌い切って晴れやかな笑顔にもキュンとした視聴者はたくさんいたのではないか。

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