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NEWS、関ジャニ∞、Sexy Zone楽曲はどんなJPOP的手法を取り入れている?3組の最新曲を聴く

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realsound-newsth_.jpg(C)タナカケンイチ

 コンスタントに新譜を発表し、私たちを楽しませてくれているジャニーズグループたち。彼らの新譜は、必ずと言って良いほどオリコンチャート上位にランクインし、J-POP界を賑わせている。今回は、そんなジャニーズの新譜の中から3曲をピックアップし、多くの人々に受け入れられる楽曲の特徴について考えてみたいと思う。

NEWS「四銃士」

 11月25日に発売された、NEWS初となるDVDシングル『四銃士』。表題曲は、指揮者の西本智実が作曲・編曲に携わっており、音楽家セルゲイ・ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」を原曲にし、演奏はイルミナートフィルハーモニーオーケストラが担当するなど、クラシックテイストのPOPSだ。西本智実本人もコメントをしているが、この曲は歌の始まりにドッペルドミナントを使っている所が肝だと思う。クラシック独特のやや悲しい曲調だからこそ、ドッペルドミナントの“安心感”がグッと引き立っており、印象深い曲調になっている。「四銃士」のようにクラシックをサンプリングしたJ-POPは珍しいと思われがちだが、実は少なくない。平原綾香「Jupiter」をはじめ、mihimaru GT「Love Letter」、SEAMO「Continue」、ゲスの極み乙女。「キラーボール」などもクラシックをサンプリングしているのだ。高尚なイメージがあるクラシックだが、実はキャッチーなメロディーが多く、歌謡曲にもハマりやすいため、ヒット曲につながりやすいのではないだろうか。「四銃士」も、“クラシックをサンプリングした良曲”の仲間入りを実現するはずだ。

関ジャニ∞「侍唄」

20150807-kannjyani.jpg(C)タナカケンイチ

 メンバーの錦戸亮が出演するドラマ『サムライせんせい』(テレビ朝日系)の主題歌にもなっている「侍唄」。作詞作曲、編曲はミュージシャンであるレキシこと池田貴史が担当している。レキシと言えばファンクやロック、ソウルなどを得意としているが、「侍唄」は印象的なバラードだ。とはいえ、歌詞の内容が実にレキシらしいと感じる。一見すると普通のラブソングに思えるが、歌詞の内容がドラマで錦戸が演じる武市半平太のことを綴っているようにも取れるのだ。武市半平太は、幕末の志士で実直・潔いと評される人物である。半平太には富という妻がおり、おしどり夫婦として非常に有名だったそうだ。愛人の存在が珍しくない幕末であったにも関わらず、半平太は他の女性に見向きもしなかったという。その一途さが「侍唄」のテーマになっていると考えられる。<僕はサムライだから/迷いなど生じない/一途の川渡って帰ろう><おかえりって/キミが笑うから/この時代をのりこえて行く>……。こういった歌詞を見ると、切腹で最期を迎えた半平太が富に対する愛を歌っているようにも思える。レキシの曲も史実や歴史上の人物をテーマにして若者から注目されていることを考えると、「侍唄」のような分かりやすいダブルミーニングの曲は若者に受け入れられやすいのかもしれない。

      

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