EXILE松本利夫・USA・MAKIDAIがグループに残したもの 彼らのパフォーマンスはどう継承される?
EXILEの松本利夫、USA、MAKIDAIの3名が、2015年内をもってパフォーマーを卒業する。
所属事務所LDHは、オフィシャルサイトなどを通じて「この度、EXILEのパフォーマーとして活動している松本利夫、USA、MAKIDAIの3名が 今年限りでEXILEのパフォーマーを卒業する旨を発表致しましたのでご報告申し上げます」と発表。EXILEのパフォーマーとしてEXILEのステージに立つのは今年で最後となりますが、 今後もEXILEのメンバーということに変わりはありません」とし、今後については「松本利夫は舞台を中心に演者としての活動の場を広げるべく、劇団EXILEで『松組』を立ち上げ、USAはライフワークでもある『DANCE EARTH』でダンスが持つ可能性や素晴らしさを世の中に伝え、MAKIDAIは新たな『PKCZ』という場で『DJ MAKIDAI』として、よりクリエイティブな活動も考えています」と表明している。
今回の発表は、グループをより発展させ、3人のキャリアを積み上げるにあたり、前向きなものである。しかし、ファンの反応の大きさから、この人がいかにグループにとって大きな存在だったかも同時に伺うことができる。では松本利夫、USA、MAKIDAIがEXILEやEXILE TRIBEに残したものは何なのだろうか。EXILEをはじめ、LDH周辺を長く追ってきた音楽ライター・中西英雄氏はこう語る。
「USA、MAKIDAI、MATSU(松本利夫)の3人の安定したパフォーマンスは、EXILEの功績を語る上で避けては通れないかと思います。USAの芸達者な踊りはEXILE本体のダンスの標準スキルを向上させ、MAKIDAIはDJ業や俳優活動、MATSUは『MATSUぼっち』などの舞台で新たなファンを取り入れた。特に初期メンバーである彼らは、根っからの“現場(クラブ)あがりの叩き上げダンサー”という共通項があり、EXILEがここまでビッグになったこと、三代目やGENERATIONSといった弟分グループが確実に成長していること……そう考えると、HIROさんがEXILEを引退した時点で、3人のメンバーも一つの区切りを感じ、近い将来の引退を決めていたのかもしれません」