嵐は『ワクワク学校』でどんな授業を行なってきた? その内容を予習復習
24万6000人が受講した2013年
3度目の開校となり、人気イベントとして定着し始めた2013年。受講者は東京ドーム、京セラドーム大阪の公演を合わせて24万6000人となった。1時間目では、二宮先生が「スヤスヤの授業」として睡眠をテーマにした授業を担当。松本が自宅で使用しているのと同型のベッドや布団がステージに用意され、実際にベッドに寝転がる一幕もあった。2時間目では、櫻井先生が「チャリンチャリンの授業」としてお金にまつわる授業を行い、3時間目、相葉先生は定番となった食べ物系授業「パクパクの授業」で、野菜をテーマにした授業を行った。4時間目の松本先生「チクタクの授業」では、時間がテーマとなり、松本が20歳だった2004年1月に“10年後の自分”に宛てた手紙を公開。そこには「アイドルとして日本のトップに立ち、世界に出たい」など、当時の夢が綴られていた。5時間目、大野先生による「ワイワイの授業」では、嵐らしく“仲間”をテーマにした講義が行われた。
また、東京公演の最後には、櫻井翔が国立競技場公演の日程、全国ツアー開催、アルバムをリリースすることの3点を発表。これまでコンスタントに行っていた行事の発表の場にしたことで、『ワクワク学校』もまた嵐の年間行事となったことを印象付けた。(参考:日刊スポーツ/嵐、5大ドーム+国立競技場ツアーを発表)
趣向を変え、総合テーマが定められた2014年
例年、まったくジャンルの異なる5つの物事をテーマに開催されてきた同公演だが、2014年公演では「友情」という総合テーマが設けられた。合宿をイメージしたスタイルで、5人がさまざまな角度から友情について掘り下げてみるという、いわば課外授業のような趣向だ。毎年掲げられていた「日々是気付」というテーマも「日々是友情」に変更された。1時間目は二宮先生が、友達と共同作業をすることの楽しさを力説。アリーナ各所に囲われた羊の群れ計30匹を、二宮以外の4人で追い込むという催しが行われた。2時間目は櫻井先生が「必ず友達ができる会話術」を心理学に基づいて実践し、3時間目は相葉先生とともにお弁当タイム。あらかじめ持参するように告知されていたお弁当を生徒たちも広げ、みんなで食事を取った。4時間目では松本先生が「嵐の友情確認ゲーム」と「生徒からの悩み相談」を行い、5時間目、大野先生は嵐の友情エピソードを披露して合宿を総括。最後にはステージ上でキャンプファイヤーも行われ、課外授業も例年通り楽しく幕を閉じた。(参考:『SODA 2014年 9/1号』)
東北大震災に向けたチャリティーイベントとして開始し、回を追うごとにさまざまな工夫が凝らされてきた同イベント。今回は「日本の伝統文化」がテーマとなったことで、さらにコンセプチュアルな内容を期待できるほか、Hey! Say! JUMPが参加するというのも見逃せないポイントだ。どんな授業が行われるのか、期待して開校日を待ちたい。
(文=松下博夫)