ハロプロ楽曲シーンに新たな局面か? 新参加コンポーザーたちを概観する
作曲・編曲
和田俊輔
こぶしファクトリー「サバイバー」作曲・編曲
主に舞台の劇伴音楽の仕事が多い作曲家。ハロプロファンにとっては、末満健一と組んでの『ステーシーズ 少女再殺歌劇』『我らジャンヌ 〜少女聖戦歌劇〜』『LILIUM -リリウム 少女純潔歌劇-』といった作品での音楽およびオリジナル劇中歌が印象深いだろう。
前述のこぶしファクトリー主演舞台『Week End Survivor』にも音楽で参加、テーマ曲「サバイバー」も氏の手によるものとなる。
DANIEL MERLOT / AURELIEN POUDAT / HYON D / TAKANORI TSUNODA / STEFAN BROADLEY
℃-ute「The Middle Management 〜女性中間管理職〜」作曲・編曲
5人の連名になっており、内訳は現時点では不明だが、まずハロプロファンに馴染みがあるところから見ていくと、TAKANORI TSUNODA=角田崇徳は美勇伝「紫陽花アイ愛物語」、ピーベリー「キャベツ白書」、さとのあかり「嗚呼、素晴らしき日々よ」の作詞・作曲・編曲を担当している。また、アップフロント系としてはHANGRY & ANGRYの「Kill Me Kiss Me」をはじめとした主要曲のほとんどを担当。
そのHANGRY & ANGRYの2009年アルバム『Sadistic Dance』で、全曲の編曲を担当していたのがDANIEL MERLOT。このアルバムに収録されていた過去曲のリメイクには「crash berlin version」と記載されていたが、crash berlinとはDANIEL氏の別名義。また、K-POPグループ・SPICAのプロデュースも手がけているようだ。
AURELIEN POUDATはA-Dream名義でも活動。HYON D、STEFAN BROADLEYについては詳しいことは不明。確実に言えるのは、この3名はこれまでハロプロ楽曲に関わったことは一度もなく、今回が初参加ということ。