ハロプロ楽曲シーンに新たな局面か? 新参加コンポーザーたちを概観する

作詞

児玉雨子

アンジュルム「乙女の逆襲」作詞
カントリー・ガールズ「愛おしくってごめんね」作詞
カントリー・ガールズ「恋泥棒」作詞

 1993年生まれの女性作詞家。21歳の現役大学生でもある。作詞家としての最初の仕事は2011年、静岡朝日テレビの番組『コピンクス!』主題歌、コピンク*「カリーナノッテ」。コピンク*として歌唱を担当したのは当時ハロプロ研修生・現Juice=Juiceの宮本佳林だった。以降もSUPER☆GiRLSの浅川梨奈、夢みるアドレセンスの荻野可鈴らが参加するコピンク*関連楽曲の作詞を手がけ続けている。

 その他、キャラメル☆リボン「スタートリボン」、夢みるアドレセンス「キャンディちゃん」といった女性アイドルグループへの歌詞提供もある。アップフロント系としては、Bitter & Sweet「誰にもナイショ」(NOBEとの共作詞)を経て、今回のアンジュルムとカントリー・ガールズでハロプロへの本格参加となった形だ。

太田善也

こぶしファクトリー「サバイバー」作詞

 劇団「散歩道楽」を主宰する脚本・演出家。2008年頃よりメロン記念日『かば』、℃-ute『携帯小説家』といった作品を皮切りに、以降ハロプロメンバー主演舞台を多数手がけている。舞台テーマ曲を作詞するケースも過去いくつかあり、リボーンイレブン「リボーン 〜命のオーディション〜」、キャッツ♥アイ セブン「CAT’S EYE」(ラップ部分を補作詞)、ハロプロ研修生「可憐な合唱団」が挙げられる。

 今年3月26日からは、こぶしファクトリー主演舞台『Week End Survivor』が上演予定となっており、太田氏は脚本を担当(演出は大岩美智子)。「サバイバー」はそのテーマ曲であり、収録されるDVD+CDシングル「念には念 / サバイバー」はこの会場限定で販売される。

SHOCK EYE

℃-ute「我武者LIFE」作詞、作曲(作曲のクレジットは「KOUGA supported by SHOCK EYE」)

 湘南乃風のメンバー。この℃-ute「我武者LIFE」は、テレビ番組『musicるTV』の企画「ミリオン連発音楽作家塾」から生まれた楽曲という背景がある。一般公募で集まった音楽家の卵たちに℃-uteの新曲を作ってもらうという企画であり、そのプロデューサー役として出演しているのがSHOCK EYEだ。

 候補の中から採用が決まったのは生徒の一人・KOUGAの作成曲。だが、アップフロントワークスの橋本慎レーベルマネージャーの要望により、作詞はSHOCK EYEが担当することになった。『musicるTV』2月16日放送分では℃-uteとの対談の様子がオンエア。今年結成10周年を迎えるメンバーの心情などが話され、SHOCK EYEの筆により歌詞に反映されている。

三浦徳子

Juice=Juice「Ça va ? Ça va ?(サヴァサヴァ)」作詞

 作詞家としてのキャリアは1977年からで、以降現在に至るまで女性/男性問わず数々のアイドル歌手に歌詞提供している大御所。松田聖子「青い珊瑚礁」「夏の扉」、河合奈保子「大きな森の小さなお家」、早見優「夏色のナンシー」、工藤静香「嵐の素顔」、ribbon「リトル☆デイト」など枚挙に暇がない。

 ハロプロ関連でも提供楽曲は数多く、特に真野恵里菜とBuono!の割合が高い。今回の「Ça va ? Ça va ?(サヴァサヴァ)」は、Juice=Juiceへの歌詞提供としては初となる。

青木久美子

モーニング娘。’15「イマココカラ」作詞

 この「イマココカラ」は、他のハロプロオリジナル曲とは多少事情が異なる。今月14日より公開中の劇場アニメ『映画 プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪』用に作られた一曲なのだ。バージョンが2種類あって、劇中歌バージョンは歴代40人集合によるプリキュアオールスターズが歌唱。主題歌バージョン(EDテーマ)はモーニング娘。’15が歌唱。前者のシングルCDは3月11日に既にリリース済みである。

 この元曲の作詞を担当しているのが、1984年から邦楽歌手やアニソン関連を多く手がけている青木久美子。プリキュアシリーズについては第1作の主題歌「DANZEN! ふたりはプリキュア」をはじめ多数の楽曲に参加しており、彼女の代表的な仕事となっている。

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