NEWS、4人体制で新たな黄金期へ アルバム『White』で見せた“固定されない魅力”とは?

NEWSの加藤シゲアキ

 NEWSが、およそ1年半ぶりとなる新アルバム『White』をリリースした。今回のアルバムを提げて、3月21日よりライブツアー(名古屋・札幌・宮城・大阪・福岡・広島・東京)も決定しており、ファンにとってはまさに待望の一枚になっている。

 前作『NEWS』は、4人体制になって初のアルバムであったことから、新生NEWSとしての決意表明のようなものを感じた。メンバーの口から「宣戦布告」という表現で語られる場面も多くあり、どちらかというとまだ粗削りな、新たな一歩を見届けるような印象だった。だが、今作『White』は4人という新たな体制が定着し、それぞれのカラーがいい化学反応を起こしたことを証明しているような仕上がりになっている。

 アルバムのタイトルになっているWhite=白は、もともと王子様のようなピュアな美少年たちのユニットとしてNEWSがデビューした当時から掲げられていたイメージカラー。その白をあえて今回タイトルとして起用したのには、新しい白を見せられる自信のあらわれに違いない。

 今回、初回盤・特典DVDには「MR.WHITE」というショートフィルムが収録されている。映像に関しては小説家としても評価を受けている加藤シゲアキがアイデアを出し、すでにライブ衣装のデザインを手がけている増田貴久がストーリーのコンセプトに合ったコスチュームをデザインした。4人それぞれが舞台や映画で主演を務められるほどの演技派ということもあり、渾身の作品に仕上がっている。

 また、楽曲については、手越祐也が前面に立ってこだわりぬいたというエピソードがメディアで語られている。なかでも8曲目に収録されている「BYAKUYA」に関しては、「すごく口を出した」とのこと。結果、イントロだけで曲のタイトルが浮かんでくるほどインパクトのある出来栄えに満足そうだ。小山慶一郎いわく「これまでのNEWSにはもちろん、ジャニーズにもなかった曲調」とのこと。逆に、個性が強すぎて7曲目にインターを入れる異例の事態になり、それもまた新たな挑戦だったと語っているので注目だ。

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