嵐・櫻井、NEWS・加藤、JUMP・伊野尾……“才色兼備”のジャニーズメンバーたち

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小説家としても活躍するNEWSの加藤シゲアキ。

 ジャニーズでは近年、知性的なイメージを活かした活動を展開するメンバーが増えている。歌やダンス、演技を披露するだけではなく、時にはバラエティ番組や報道番組にも出演する彼らにとって、知識や教養は立派な武器となるのだ。また、そうしたイメージはそのまま、ドラマなどでの役にも活かされることも多い。

 ジャニーズの動向に詳しい芸能ライターの佐藤結衣氏に、そんな“才色兼備”のメンバーについて解説してもらった。

嵐・櫻井翔

「ジャニーズの知性派の代表格とも言えるのが、言わずと知れた嵐の櫻井翔さんでしょう。慶應義塾幼稚舎から通い、 最終的には慶応義塾大学経済学部を卒業している生粋の慶應ボーイで、父は官僚で母は大学教授というエリート一家の出身でもあります。キャスターとしても活躍しているため、バラエティに出演する際もうまく時事ネタなど絡めて話を展開できたりするのは、彼ならではの特技といって良いと思います。櫻井さんに憧れる後輩も多く、ジャニーズJr.にとっても良きロールモデルとなっているようです」

NEWS・加藤シゲアキ&小山慶一郎

「NEWSで才色兼備なメンバーといえば、小説家としても活躍する加藤シゲアキさんと、キャスターとしても活躍する小山慶一郎さんのシンメトリーが挙げられます。加藤さんにとって初の小説となった『ピンクとグレー』は、優れたエンタメ作品として評されていて、2016年には映画化することも決定しています。一方で小山さんはキャスターとして活躍しながら、本格的に身体を鍛えていることでも知られる文武両道の人。2人はプライベートでも仲が良く、一緒に飲みにいったりもする仲だそうですが、そこでもきっとおたがいに有益な情報を交換し合ったりして、切磋琢磨しているのでしょうね」

KAT-TUN・中丸雄一

「ヤンチャなイメージのKAT-TUNの中で、ある意味で異彩を放っているのが中丸雄一さん。彼は24歳の時に、環境問題の勉強に取り組みたい、という理由から通信制の大学に通い、無事に卒業しました。そのエピソードからも伺えるように真面目な人柄で、KAT-TUNではヤンチャなグループにも認められる優等生といった感じのポジションを確立しました。いわば変化球的な役割を果たしていて、彼がいることでグループのバランスが取れている印象もあります」

Hey! Say! JUMP・伊野尾慧&岡本圭人

「平成生まれが揃ったグループ、Hey! Say! JUMPでは伊野尾慧さんと岡本圭人さんが才色兼備なメンバーといえそうです。伊野尾さんは理工学部で建築を学び、ジャニーズ内の“理系男子”的なポジションとなりつつあります。また、東日本大震災のあとは東北地方の建築を研究するために何度も被災地に足を運び、その現場を見て回ったそうです。将来的には建築界における発信者として、広く世のために活躍してくれるかもしれません。岡本圭人さんはイギリスからの帰国子女で、英語が堪能です。個人的には、東京オリンピックのときは通訳もできるタレントとして活躍してほしいと思っています」

Sexy Zone・菊池風磨

「若手グループのSexy Zoneでは、王子様キャラの中島健人さんと、ヤンチャなイメージの菊池風磨さんが、実は才色兼備なメンバーではないかと考えています。中島さんはピアノも上手で、一見して育ちの良さを感じさせますし、菊池さんの父は嵐のデビュー曲『A・RA・SHI』の作詞者としても知られる菊池常利さんで、幼少期から幅広い音楽を聴いて育ったようです。また、菊池さんは子どもの頃より櫻井翔さんに憧れていて、彼と同じフィールドに立ちたいという思いから、学業にも力を入れていたと言います。彼らの存在は、同じグループの年少者である松島聡さんやマリウス葉さんにも良い影響を与えるのではないでしょうか」

 ジャニーズJr.は学業優先を掲げているほか、成功した先輩には上記のように才色兼備なタレントも少なくないため、今後はさらにそうしたメンバーが増えるのではないかと、佐藤結衣氏は指摘する。ジャニーズタレントがより多くの報道番組などで活躍する日が訪れるのかもしれない。

(文=松下博夫)

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