嵐・櫻井翔、エンターテイナーとして次のステージへ 新ドラマやバラエティーでの新境地を追う

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知性派アイドルの印象が強い櫻井翔。

 嵐の櫻井翔が、1月3日に放送されるスペシャルドラマ『大使閣下の料理人』(フジテレビ系)に出演し、料理人役に挑戦することが明らかになり、話題を呼んでいる。『大使閣下の料理人』は、累計発行部数190万部を誇る西村ミツル氏の同名人気漫画が原作で、実際の外交や政治ネタをモデルに公邸料理人の活躍が描かれている。

 櫻井はこれまで『謎解きはディナーのあとで』(フジテレビ、2011年)で毒舌の執事役や『家族ゲーム』(同、13年)の家庭教師役、『特上カバチ!!』(TBS、10年)の行政書士補助役など、さまざまな職業を好演してきたが、料理人役は初めて。産経スポーツによると、櫻井は「人間と人間のぶつかり合い、支え合う姿をたくさんの華やかな料理とともにお届けできたら。お正月に家族そろって、お腹を空かせてごらんください」と、意気込みを語っている。

 慶應義塾大学経済学部を卒業し、2006年10月からは『NEWS ZERO』(日本テレビ)でキャスターとしても活躍するなど、知性派として知られている櫻井翔だが、最近ではバラエティ番組『櫻井有吉アブナイ夜会』(TBS系列)で毒舌キャラを発揮、ここにきて新たな側面を覗かせている。

 櫻井がエンターテイナーとしての幅を拡げている背景について、ジャニーズの動向に詳しい佐藤結衣氏は次のように分析する。

「ジャニーズのメンバーは、芸人さんやほかの畑の役者さんと共演することで、芸の幅を拡げることがあります。たとえばTOKIOの国分太一さんなどはその好例で、ナインティナインとの共演で、バラエティ番組での活躍の幅を拡げてきました。最近では、櫻井さんは有吉弘行さんと共演をしていますが、有吉さんはとにかく毒舌が売りの方なので、これまで優等生のアイドルとして真面目な番組の司会を務めることも多かった櫻井さんにとっては、かなり刺激的な存在のはず。有吉さんが踏み込んだトークをすることで、櫻井さんも普段は話せない領域まで辿り着くことができているのではないかと。先月30日の放送では、自分でも口が過ぎるという武田鉄矢さんに『最近、言い過ぎたなっていう相手はいますか?』と、普通は聞きにくいようなことも鋭く突っ込んでいました。有吉さんとの共演によって、ジャニーズのアイドルだから、知性派だから、といった壁を取り払いやすく、これまでよりも柔軟かつ刺激的なトークが展開されています。嵐結成から15周年となっているいま、櫻井さんが次のステップに進むために、こういった番組に挑戦するのはとても有意義ではないかと思います」

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