初音ミクは確かにそこに実在した 大観衆を魅了した『マジカルミライ 2014』レポ

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「深海少女」を歌う初音ミク。(C) Crypton Future Media, INC. www.piapro.net / (C) SEGA / Graphics by SEGA / MARZA ANIMATION PLANET INC. / Organized by TOKYO MX / Crypton Future Media, INC.

 リン・レンの出番が終わると、再びミクが登場し、小気味良い横ノリの「からくりピエロ」やバッキングするギターが特徴的なダンスナンバーの「Weekender Girl」、90's歌謡曲風のアイドルポップ「FREELY TOMORROW」を立て続けに歌い上げた。続けて、ステージライトとペンライトが海を象徴する青に変わった「深海少女」を披露し、MEIKOへとバトンタッチ。パワフルなボーカルが特徴のMEIKOは、「ピアノ×フォルテ×スキャンダル」を歌い上げた。

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(C) Crypton Future Media, INC. www.piapro.net / (C) SEGA / Graphics by SEGA / MARZA ANIMATION PLANET INC. / Organized by TOKYO MX / Crypton Future Media, INC.

 11曲目の「erase or zero」では、クリアでスムーズな発声が特徴のKAITOとレンの男声デュエットが実現。その後、ミクへと交代し、彼女が成長をテーマにした楽曲「glow」を歌うと、巡音ルカが登場し、新社会人の心情を歌った楽曲「Hello, Worker」を披露した。ルカはこれで終わり…と思いきや、スクリーンにはルカが残ったままでミクが登場。ハードロック調のデュエット曲「アカツキアライヴァル」を、ルカのクールな声とミクの幼い声を活かし披露した。

 共演も終わり、ここからヒット曲の応酬が続く。まず、「ワンダーランドと羊の歌」を披露し、会場のファンを大きく盛り上げると、会場の中央にミラーボールが現れ、そこから「Tell Your World」へ。彼女の名を世界中に知らしめた同曲のサビでは大合唱が巻き起こり、体育館中が一体となってコンサートを盛り上げる様子を見ることができた。

 終盤では、ギターを持ったリンによる「東京テディベア」が披露されたあと、ミクが「Last Night, Good Night(Re:Dialed)」、「キャットフード」を歌い上げた。その後、ミクは「ここから飛ばしていくよ!」とMCを挟み、「EARTH DAY」を歌ったあと、「ドンドンいくよ! みんなついて来て!」とダンスポップナンバー「ゆめゆめ」へ。ステージいっぱいに広げられたスクリーンの端から端を駆け巡りながら楽曲を披露した。本編最後には、「ODDS&ENDS」で、激しいバンド演奏とともに、ミクが全力で動き、力強さを巧く表現すると、ミクは「ありがとう、またね!」と告げ、一度ステージを後にした。

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