Zepp Tokyo『ゲスなパーティー 〜東京編〜』レポ
ゲスの極み乙女。ワンマンに2500人熱狂 10月29日には1stフルアルバムも発売決定
今夏、様々なフェスで入場規制を連発させるなど、今最もライブを見たいバンドであることを実証した、4人組バンド、川谷絵音率いるゲスの極み乙女。1stシングル『猟奇的なキスを私にして』もオリコンWEEKLYチャート初登場9位と(2014年にデビューしたーアーティストの中で初登場にしてオリコンWEEKLYTOP10 に入ったのはゲスの極み乙女。のみ)破竹の勢いで快進撃を続ける彼らの、2012年5月からの結成以降、最大キャパシティでのワンマンLIVEとなる「ゲスなパーティー 〜東京編〜」@Zepp Tokyoが開催され、2500人の観客を集めた。
彼らのワンマンライブとしては過去最大規模となるZepp公演だったが、名古屋編も合わせ、見事に両日ソールドアウト。満員のオーディエンスを前に、熱いパフォーマンスを繰り広げた。
バンド名の書かれた大きなバックドロップが張られたステージにメンバーが登場すると、軽快かつポップな「だけど僕は」からライブがスタート。「市民野郎」では大合唱が巻き起こり、休日課長(B)のコール&レスポンスから始まる「ドレスを脱げ」で、早くも会場全体が一体となった盛り上がりを見せる。曲の途中で寸劇の入る「ゲスな三角関係」や、“ゲスの4か条”を読み上げる「ホワイトワルツ」など、その後も独特な世界観が展開されていく。
最初のMCでは川谷絵音(Vo/G)が、先日初出演を果たした「ミュージックステーション」出演時の緊張した裏話を語り、そこで演奏した1stシングル「猟奇的なキスを私にして」を披露。彼らのレパートリーの中でも特にプログレ指数の高い「アソビ」に続き、「スレッドダンス」ではアウトロで川谷とちゃんMARI(Key)がステージから退場し、リズム隊の2人で演奏を終えると休日課長も退場。一人残されたほな・いこか(Dr)が物販紹介を終え、「いこかなでしこ」を始めると、休日課長とちゃんMARIはハンドマイクを持って、それぞれ歌いながらステージに戻ってきたが、なんとサプライズで、川谷が客席に登場して、フロアは騒然とした雰囲気に。オーディエンスで揉みくちゃになりながらも、その場で「いこかなでしこ」と「jajaumasan」を歌い切った。