Hey! Say! JUMP山田涼介、ソロとの両立はなぜ可能? メンバー間の関係性から読み解く
「グループ結成当初は、事務所として山田の露出を増やしてHey! Say! JUMPの知名度を上げようとしている意向がありました。しかし、近年では薮宏太や伊野尾慧のドラマ出演や、知念が時代劇への起用されるなど、他メンバーの活躍の幅が広がっています。それが最新アルバム『smart』にも色濃く反映されており、これまでのアルバムに比べ、山田のソロパートや決め台詞が少なくなっていたり、本来なら山田のソロ曲が収録されている場所にも、グループが3人ずつに分かれて歌った楽曲が入っていたりと、全体的にボトムアップを図っているのではないかという印象を受けました」
一部のファンからは「山田の俳優業が多忙になることにより、グループとしての活動が減っていくのではないか」と危惧する声もあるが、ジャニ子氏はその心配はないはず、と語った。
「山田は過去に『Hey! Say! JUMPとして活動している限りは、グループの一員として頑張りたい』と発言しています。また、同グループはメンバー同士のプライベートでの親交が他グループよりも深く、“ジャニーズ内で一番仲のいいグループ”という声も挙がるほどです。なので、グループとしてもソロとしても活躍している現在は、山田にとって一番楽しく活動できている状態といえるのかもしれません。『努力の人』としてファンから支持の厚い山田は、これから先もグループとソロ活動の両立に全力を注いでいくことでしょう」
俳優・タレント・グループとして活躍するために努力を惜しまない山田と、それに頼ることなく結果を出しつつある他のメンバーたち。Hey! Say! JUMPはいまや、チーム力で勝負するグループとなったと言えるかもしれない。
(文=松下博夫)