結婚発表の後藤真希、歌手としての魅力とは? 劔樹人が「セクシーだけど明るい輝き」と指摘

「後藤さんはもともと安室奈美恵やDOUBLEに大きな影響を受けており、いわゆるディーヴァ的な歌手に憧れを抱いていたようです。そのためかハロプロの中期以降は、ブラックミュージックの流れを汲んだセクシー路線の曲も増えていました。2006年にリリースした『ガラスのパンプス』のPVには、現在はEXILEのメンバーとして活躍するNAOTOがダンサーとして参加していて、クールでありながら艶っぽい世界を表現しています。しかしながら、後藤さんがすごいのはそういう風にセクシーな表現をしても、どこかさわやかで明るい輝きがあるんですね。普通、13歳であれほど陰のある色気を出していたアイドルがセクシー路線に行ったら、もう少し湿っぽい雰囲気になるかと思うのですが、彼女の場合は華やかな印象さえあった。エイベックス移籍後はその路線の延長のさらに“エロカッコいい”感じで、ファンの求めるイメージと離れているとか、迷走してるといった批判もありましたが、本人の輝きは変わらずに見えたので、やりたいことが出来ているのかなと僕は肯定的に思っていました」

 さらに、今後の後藤の活躍にも同氏は期待を寄せている。

「後藤さんは休養中『モンスターハンター』にハマったりしていたことから、ゆっくりとした時間を過ごしていたのだと思いますが、先日久しぶりにテレビに登場した際はその美貌やパフォーマンスがまったく衰えていないどころか、むしろさらに魅力的になっていて驚きました。よく、人は他人に見られることで磨かれていくと言いますが、彼女の場合はゆっくりと過ごした時期を経たことで成熟したような印象を得ました。家庭に不幸なことがあったにも関わらず本人は輝きを増し、ますます進化している感じで嬉しかったですね。今後は大人の女性として、どんどん活躍の幅を広げていってほしいと思います」

 久しぶりの芸能界復帰で注目を集めている後藤。成熟した魅力を放ち始めた彼女は今後、かつてのファンのみならず、幅広い世代の支持を集めそうだ。

(文=松下博夫)

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