板野友美、最新SGチャートにランクイン トラウマ的歌詞で「浜崎あゆみの後継者」となる?

参考:2014年02月03日~2014年02月09日のCDシングル週間ランキング(2014年02月17日付)(ORICON STYLE)

 今週の1位はHey! Say! JUMPの12thシングル『AinoArika/愛すればもっとハッピーライフ』。発売初週で20.7万枚、デビューから12連続での首位獲得だ。2位には東方神起の40thシングル『Hide & Seek / Something』がつけ、こちらは10万枚を突破する売り上げを記録。K-POP男性アイドルグループに変わらぬ人気があることを証明した。

 一方、5位につけたBEE SHUFFLEは「原宿発がけっぷちボーイズグループ」をキャッチコピーに活躍する5人組。こちらは日韓混合(日本人2人、韓国人3人)のメンバー構成で、デビュー曲「Welcome to the Shuffle!!」の曲調は明らかにワン・ダイレクションを意識したもの。オーディションで見出されたというストーリーも1Dの成功物語を踏襲するもので、K-POPにおける「ボーイズグループ消費」にも世代交代で新たな波がやってきていることを思わせる。

 また、今回注目したいのが3位につけた板野友美のソロ5thシングル『little』だ。AKB48卒業後としては初のシングルとなる今作。女優業やモデルに力を入れる前田敦子、篠田麻里子と違い、板野友美は音楽活動で勝負することを宣言している。リリースを発表した際には「ぜひ、新しい板野友美に期待してください」と力強いコメントも発表していた。彼女がソロアーティストとして大成できるかどうかが、「AKB48卒業後」の一つのロールモデルとなることは間違いない。

 そして、発売された「little」の楽曲や歌詞からは「新しい板野友美」のイメージ戦略がわかりやすく見えてくる。もともとギャル系としてのキャラクターイメージを打ち出してきた彼女だが、この曲では快活さやファッション性より、むしろ「病み」と「闇」を打ち出してきているのである。

 板野友美本人が作詞を手掛けたという表題曲では、こんな歌詞が歌われる。《Why? どうしてそんなに上手く生きれるようになったの》《今も痛むあの傷跡 あの頃と何も変わってなくて 消せない過去 痛みも立ち上がる強さに変えて行く》。

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