ソニーミュージックが新規オーディション デザイナー、映像作家まで募集する意図とは

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ソニーミュージックのオーディション『JAM』では、ミュージシャン以外のさまざまな才能も求めている。

 ソニーミュージックがニューヨーク生まれのファッション誌『NYLON JAPAN』とのコラボ体制によるオーディション『JAM』を開催することが決定した。

 『JAM』は通常の音楽オーディションとは異なり、ミュージシャンやダンサーを募る『ミュージック・パフォーマンス部門』だけではなく、『アート・クリエイティヴ部門』を設け、デザイナーや映像クリエイター、フォトグラファーやスタイリストまで、幅広い分野に門戸を開いているのが特徴。さらにグランプリ受賞者には2014年夏に「ニューヨークへの短期留学」を進呈。ソニーミュージックNYオフィスとNYLONがアーティスト留学のミッション(レッスン)を施し、スキルアップの全面サポートをすることになっている。

 今回、ソニーミュージックがミュージシャンやパフォーマー以外の人材も求めた理由を、同社の岸敬介氏は次のように語る。

「最近は、YouTubeやニコニコ動画の影響もあってか、視覚的な表現にも優れたミュージシャンが人気を博しています。代表的なところでいうと、レディ・ガガやきゃりーぱみゅぱみゅなどが、アートワークも含めて高く評価されているミュージシャンです。このようなミュージシャンは、今後ますます求められるのではないかと思います。そこで、今回のオーディションではデザイナーや映像作家、イラストレーターといったクリエイターも同時に募集することにしました。また、そういったクリエイターの方々によりリーチするため、エッジの効いたファッション雑誌である『NYLON JAPAN』にもお声がけさせていただき、今回のコラボが実現しました。『NYLON』はニューヨーク生まれですし、弊社もニューヨークにオフィスがあるので、グランプリとなった方には、留学コーディネイトをして、刺激的な体験をしていただければと考えています」

 また、今回のオーディションでは「多芸」なミュージシャン・クリエイターを歓迎すると岸氏。

「歌を歌いつつ自分でイラストも書くとか、映像作家をしながらも曲も作るとか、そういう多芸な方を見つけたいですね。いろんな方向にアンテナを張っていて、情報感度が高い方が望ましいです。また、デビュー後はCDの販売やライブだけではなく、映画を作ったり、イラストレーターとして作品を発表したりと、音楽業界だけではなく、大きな枠の中で活躍してほしいと思っています」

 音楽シーンにおいて、より視覚的なパフォーマンスが重視される昨今。ソニーミュージックとNYLON JAPANのオーディション『JAM』は、どんな才能を発掘するのだろうか。
(文=編集部)

■募集要項
『Sony Music NYLON JAPAN Presents JAM』
募集期間:2014年1月27日〜2014年3月5日〆切り 消印有効
応募資格:性別・国籍・形態不問

【ミュージック・パフォーマンス部門】
シンガー、SSW、ユニット、ラッパー、トラックメイカー、DJ、ダンサー、パフォーマー、モデル
■25歳以下
■特定のレコード会社・事務所に所属契約のない方

【アート・クリエイティヴ部門】
デザイナー、映像クリエイター、イラストレイター、スタイリスト、フォトグラファー、その他
■年齢不問
■会社/団体所属・勤務の有無不問

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