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ザ・ウォーターボーイズは、雑誌のライターであったマイク・スコットを中心に結成。グループ名はルー・リードの『Berlin』に収録されている「kids」の歌詞から借用したものだ。
パティ・スミスのトリビュート曲「A Girl Called Johnny」を初シングルとしてリリース。続く1stアルバム『The Waterboys』(83年)は、スコットのシンガー・ソングライターとしての力量を存分に発揮した1枚で、特にX'masソングの「December」の美しさは絶品。——翌年には、新しくケヴィン・ウィルキンソン(dr)、ロディー・ロリマー(trumpet)、ティム・ブランソーン(violin)を迎え、2ndアルバム『A Pagan Place』を完成。"彷徨える魂の叙事詩"——という全作品に共通するテーマを集大成したといえる「The Big Music」が収録されている。続く3rdアルバム『This Is The Sea/自由への航海』は荘重で野心的な作品で、フィドルの導入/アコギの鳴りからフォーク・フレイヴァーが強く、一般的に最高傑作との誉れが高い。
アルバム発表後、主要メンバーであったカール・ウォリンガー(key/per)が"ワールド・パーティー"結成のため、バンドを脱退。より「スコットのワンマン・バンド」という印象が強まっていくが、彼はその後しばらくアイルランドに滞在し、ロックとアイリッシュ・フォークを交錯させた4thアルバム『Fisherman's Blues』(88年)を完成させている。
その後、幾多の脱退劇があり、92年には長年のメンバーであったアンソニー・シスルスウェイトもバンドを去ることに——(後に彼はソウ・ドクターズに参加し、ソロ・アルバムを発表)。スコットはソロ活動に専念することを余儀なくされるが、00年、メンバーを一新して通算7枚目となる傑作『A Rock In The Weary Land』をリリース。静かなる復活を遂げた。

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