> Paul Westerberg

Paul Westerberg

(ポール・ウェスターバーグ)

アメリカのインディーズ・シーンから生まれたカリスマ性をもつアーティストの中で、やはり避けては通れないのが、このポール・ウェスターバーグであろう。
79年に「ザ・リプレイスメンツ」の中心人物として活動を開始。ガレージ・パンクに始まり、その後フォーク/ブルース/カントリーといったルーツ・ロックに歩み寄りをみせたこのバンドは、カレッジ・チャートを中心に多くのリスナーを魅了した。……がしかし、ウェスターバーグのワンマン色が濃くなり90年、アルバム『All Shook Down』を最後にバンドは解散。
新しいバンドを結成するのか? ソロで活動するのか? ……期待が高まる中、結局93年に『14Songs』でソロ・デビューを果たした。そして彼の奏でるサウンドの多くは、素朴でストレートに響くものばかりである。フォーキーなナンバーやリプレイスメンツの好調期を彷彿させるアップ・テンポな楽曲など、斬新さ/革新性は見当たらないが、ソングライターとしてのピュアネスは常にフルスロットである。ロックとポップの中間を行き来し、一聴でウェスターバーグの作品だと直感させてしまう、ちょっぴりセンチメンタルなメロディ・ラインと緩急の効いたヴォーカル。——それは、間違いなく彼にしか鳴らすことのできない音であり、バンドのアンサンブルでは成立し得なかった世界ではないだろうか。

制作協力:
OKMusic

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