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TEAM GENESISのPATOが徹底分析:ジャスティン・ティンバーレイク、「スーパーボウル」ステージが成功した理由

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 アメフトのNFLの優勝決定戦「第52回スーパーボウル」が、現地時間2018年2月4日にアメリカ・ミネソタ州ミネアポリスにあるUSバンク・スタジアムで行われ、その「ハーフタイムショー」にてジャスティン・ティンバーレイクが披露したパフォーマンスが、大きな話題となった。

 「スーパーボウル」は、毎年40%を超える視聴率を誇る、全米でもっとも注目を集めるイベントのひとつで、1993年にマイケル・ジャクソンが「ハーフタイムショー」に出演して以来、ダイアナ・ロス、U2、ポール・マッカートニー、ザ・ローリング・ストーンズ、プリンス、ブラック・アイド・ピーズ、マドンナ、ビヨンセ、レディー・ガガなど、世界のトップアーティストたちがノーギャラで出演し、最先端の音楽とテクノロジーが融合した圧巻のパフォーマンスを披露してきた。

Michael Jackson Super Bowl 1993 Full HQ | MoonwalkerTV

 今回、故・プリンスとの“共演”も注目されたジャスティン・ティンバーレイクのパフォーマンスには、どんな工夫があったのか。EXILEや三代目J Soul Brothersなど、LDH所属アーティストのライブ演出を手がける、TEAM GENESISのPATO氏に分析してもらった。

「まず感銘を受けたのは、レーザーがひしめく屋内の小さな空間からパフォーマンスがスタートしたこと。最初から派手な演出に頼るのではなく、“歌とダンス”そのもので勝負しようとしていることが伝わって、ジャスティン・ティンバーレイクらしい姿勢が垣間見えました。その後、手持ちカメラに向かってパフォーマンスをしながら花道に登場しますが、我々が“ワンロール撮影”と呼んでいるこの手法は、カメラスタビライザーシステムのMoviが進化したことで可能になった演出です。たとえば、楽屋からステージに登場するまでをワンカットで見せることで、アーティストのパーソナルな部分とステージでのパフォーマンスをシームレスに繋げることができ、ライブの緊張感や高揚感をより生々しく伝えられます。

 楽曲自体もDJ的にアレンジされていて、次々と繋がっていくのもかっこよかったです。ジャスティンの流れるようなパフォーマンスと完璧にマッチしていて、これは自分が演出するステージでも応用してみたいと思いました。

 メインステージに移動してからのパフォーマンスも、ジャスティンの“個としての魅力”を最大化するものでした。あれだけ大きなステージをひとりでパフォーマンスするとなると、いかにして空間を埋めるかが大事になるのですが、バンドセットも含めてLEDパネルでデザインすることで、自然とジャスティンの歌とダンスに目が行くようになっていました。ソロ・アーティストが広大なスタジアムで観客をロックするためには、どんな演出をするべきか、そのアイデアがふんだんに盛り込まれたコンセプチュアルなステージだったと思います」

Justin Timberlake – Pepsi Super Bowl LII Halftime Show

      

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