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欅坂46が“けやき坂”で見せた1年目の集大成、そして今後の可能性

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 欅坂46が8月20日、六本木ヒルズアリーナで開催された『テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION』内の日替わり野外ライブ「コカ・コーラSUMMER STATION 音楽LIVE」に出演した。

 欅坂46は8月21日にグループ結成から1周年を迎えたため、この日は活動1年目の最終日。場所も彼女たちのグループ名に縁のある“けやき坂”で行なわれ、メンバーにとってもファンにとっても特別な思いを抱いたイベントだったに違いない。

 オープニングを飾ったのは、今泉佑唯と小林由依によるユニット“ゆいちゃんず”が、フォークギターを抱えてデュエットする「渋谷川」。昭和歌謡のようなメロディーラインと2人の清涼感溢れる歌声が、曇天のじめじめした空気を取り払ってくれた。ゆいちゃんずは最新作『世界には愛しかない』でもフォークの精神を感じさせる新曲「ボブディランは返さない」を歌っており、欅坂46にとっては欠かせないユニットになりつつある。彼女たちの楽曲が欅坂46を知らない人たちも含め、幅広い層へとアプローチできるのは、先日の『TOKYO IDOL FESTIVAL』でも実証済み。この日のイベントは整理券制だったため、多くの人は姿こそ見えなかっただろうが、来場者に耳を傾けさせるにはうってつけの1曲だった。

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 ゆいちゃんずの出番が終わると、Overtureが流れてメンバー全員がステージへ。スルーされがちだが、欅坂46のサウンドを語るうえで、このOvertureへ触れないわけにはいかない。坂道シリーズの先輩である乃木坂46は、低音の強いエレクトロサウンドでファンの士気を高めるOvertureを使用しているが、欅坂46のOvertureに関しては、彼女たちのサウンドにおける代名詞となりつつあるアコースティックギターがここでも登場。アヴィーチーの「Wake Me Up」を連想させるサウンドが会場に鳴り響いた。

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 その後、メンバー21人で披露したのは、終始かき鳴らされているアコースティックギターと、切なさを助長するピアノの旋律、メンバーのポエトリーリーディングが印象的な「世界には愛しかない」。2ndシングルの表題曲でもあるこの曲は、1stシングル表題曲「サイレントマジョリティー」と違い、センターである平手友梨奈を引き立てる振付ではなく、各自がそれぞれ考案したというポエトリーリーディングの箇所以外は、メンバー全員が均等に前へ出るような工夫がされている。初速をつけるため、クリエイティブの充実とインパクトの強さで勝負した1stシングルから、よりグループの名前とメンバーの存在を認知させる2ndシングルへ。振付一つ取っても、細やかな工夫が行き届いているグループはやはり強い。

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 MCを終え、守屋茜がこれまでよりも強めの煽り方で会場を盛り上げたあとは、彼女と菅井友香の寸劇が繰り広げられる「手を繋いで帰ろうか」へ。1stシングル収録曲のなかでは一番アイドルポップス色の強いといえる同曲だが、パフォーマンスも含めて見ると、この日は披露されなかった「キミガイナイ」も含め、TAKAHIRO氏がいかに欅坂46の歌詞・MVの世界観を読み取り、それを雄弁に語る振付を与えているのかが理解できる。

     
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