椎名林檎が西加奈子に“J-POP職人”の顔を明かす「本当に好きな音楽とは乖離してる」

 椎名林檎が、11月29日の『SWITCHインタビュー 達人達(たち)』に出演。同番組の主題歌を務める椎名の希望で、作家・西加奈子との対談を繰り広げた。

 冒頭、椎名は西の作品について「どうしても一生に一度はお目にかかりたい。人物の奥深い、本人すら自覚しづらい吐露をどういう状態でお書きになっているのかって」と、今回のオファー理由を明かすと、椎名のライブを見に行ったこともあるという西は「お会いしたいというより間近で目撃したい」と興奮気味に語った。

 番組前半では、椎名が西の自宅兼オフィスへ訪問。椎名は西の作品について「登場人物がどんどん変わっていく」と評すると、西は「自分の内なる目がどうやって世界を見るか。最初と最後で、その視点を変えるだけでものすごい希望になる」と、執筆時に使っている手法について明かした。

 続いて、椎名が「インタビューで色々言われるなかで『そんな読み方?』って思うことはない?」と西に質問。西は「全部に理由があると思う人が多い。『美醜について書かれることはそういう出来事があったのかな?』とか」と、作家の中に全ての理由があると思われることへの懐疑を明かした。これに対し椎名は「見出し探しをしてるのかな。音楽は歌詞カードがついていて、そのことしか訊かれない。文字だけの話になってしまう」と音楽の話になぞらえ、西の意見に同調した。

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