Kis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔はなぜ男前と呼ばれる? 一挙一動から見える「プロ意識」を分析

 また、激しいダンスのパフォーマンスを見せたかと思えば、艶めかしいダンスで魅了する。いわゆるエロさを上手に出したり引いたりすることが得意なのだ。ソロ曲『Love meee』でも、手の動き、腰の回し方、視線の送り方、全て自分がいちばん美しく見えるポイントを抑えているかのようだ。

 どのように見られているのかを自然に察知している。意識的かそれとも天性の感覚なのかはわからない。だが、その姿勢はどこかSMAPの木村拓哉を彷彿とさせる。藤ヶ谷自身も木村を尊敬する先輩として名を挙げており、影響を受けている部分も多いのだろう。先輩・木村の行動を目の当たりにして、ファン、共演者、スタッフ、後輩、先輩…と、誰にどう立ち振る舞えば自分が魅力的に映るのかを考えるスタイルを学び、実行しているのではないか。

 バラエティ色の強いキスマイではあるが、藤ヶ谷においては演技面での活躍がめざましいのは、“アイドルであること=理想の男性像を演じていく”という意識が高いからだろう。

 5月には舞台『コルトガバメンツ』の主演が決定し、ますますキャリアに磨きをかけていく藤ヶ谷。かつてのキムタクがそうであったように、一世を風靡するアイドルとなるのか。注目していきたい。
(文=ジャニ子)

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