広瀬すず「発想になかった」と感動 “音を乗せられるチェキ”でリアルな思い出を楽しもう

2025年10月25日、フジフイルムがinstax™シリーズから、ハイブリッドインスタントカメラ『instax mini LiPlay +』を2025年11月7日に発売することを発表した。
初代チェキである『instax mini 10』が発売されたのが1998年。それから時代に合わせさまざまなモデルを展開してきたinstax™”チェキ”シリーズだが、今回は「音で広がるわたしのストーリー」をテーマに新機能を搭載したモデルが登場。都内で行われた発表会にはは、俳優の広瀬すず、お笑いトリオ・3時のヒロインの福田麻貴がゲストで出演。実際に本商品を使った作例を発表した。
これまでのチェキのイメージを覆すスタイリッシュなデザイン

今回発売となる『instax mini LiPlay +』は、オープン価格でおおよそ税込2万8600円。カラーはサンドベージュとミッドナイトブルーの2色展開だ。筆者のチェキに対してのイメージは、“パステルカラーで丸っこいフォルム”というものだったが、本商品はかなりスタイリッシュで上品なデザインに感じる。さらにチェキを使うのは女性が多いイメージもあったが、このビジュアルは男女関係なく持ち歩きやすそうだ。
デザインについて広瀬は「けっこう大人カラーなんですけど、今日のファッションにも合いますし、いろんな用途で活用できる」とコメント。福田は「片手で持てるし、鞄にも入れやすい」とサイズ感について言及した。
写真に音を乗せてプレゼントできる「サウンド機能」
本商品の最大の特徴は、”チェキに音が乗せられる”「サウンド機能」だ。音声は最大10秒間録音することができ、 QRコード化して一緒にプリントすることができる。音と静止画を組み合わせることで、思い出をより立体的に残すことができるのだ。
撮影時の音声はもちろん、街の雑踏や川のせせらぎなど、本当にその瞬間を切り取ったような写真を印刷することができる。自分の思い出として使ってもいいし、プレゼントとして誰かに渡すというのも素敵な使い道ではないだろうか。
さらに今回は、音付き画像を複数枚撮影し、1本の動画に仕上げる「instax Sound Album」という機能も新たに搭載された。
さっそくゲストの広瀬と福田も、この機能を試してみることに。
広瀬は実際に撮影の合間に撮った音付き写真を使って、ショートムービーを作成。移動中の写真には「寒くなってきましたね」とアテレコを入れたり、撮影時に自撮りをした写真を入れるなどして、多忙な俳優らしい1本となっていた。
福田は収録がある1日に注目したショートムービーを作成。相方の姿や、その日食べたスイーツなどを写し、「ただの1日が実はすごい素敵な1日だったんだと気づける」と、改めて本機能の魅力について伝えた。
2人が共通して実感していたのは、「instax Sound Album」を使うととても手軽に素敵なショートムービーが作れてしまうということだ。ただ写真を撮っているだけなのに、気が付けば作品になっているというのは、チェキとして新たな楽しみ方ではないだろうか。
もうひとつの大きな特徴は、「instax」シリーズで初めて搭載されたセルフィーカメラだ。レンズは広角のため、大人数でも撮影することが可能だ。さらに「Layered Photo Mode」というモードを使うと、自撮り画像とメインカメラで撮影した画像を重ねてプリントすることができる。この機能について広瀬は、「新しくて発想になかった」と驚いた様子を見せた。
2人は登壇前に、この機能を使って撮影していたようだ。自撮りをする広瀬の下には、寝転ぶかたちで映り込む福田というお茶目な構図を披露。さらに福田は、メンバーであるゆめっちとかなでとの自撮りに、かなでの胴体をくっつけるというアイデアあふれる作例を発表した。
そして今回は、広瀬が以前から行きたかったという“スペイン”の風景が舞台上に用意され、2人で『instax mini LiPlay +』を使った擬似旅行をすることに。広瀬が「Layered Photo Mode」で撮影したところ、福田が細長く写ってしまったようで「センスが……申し訳ない」と言いつつ、笑いが起こるシーンとなった。
「Layered Photo Mode」は、ひとりで構図を考えて楽しむのもアリだが、誰かと一緒に撮り方などを話しながら楽しめるのも魅力だ。2枚の写真を1枚にする、という工程があるだけで、通常のカメラ体験では味わえない楽しみが生まれる。
音声付きの写真を誰かに送ったり、レイヤーの構図を一緒に考えたり。今回の『instax mini LiPlay +』には、コミュニケーションが生まれるきっかけがふんだんに盛り込まれているように感じた。
また、フジフイルム株式会社執行役員兼富士フイルムイメージングシステムズ株式会社代表取締役社長である松本康二氏も、記者からの「スマホとカメラで操作をどう振り分けるのか」という質問に対し、「できる限りアプリに頼らない。カメラだけでも完結するようにシンプルな商品化を行っている」と回答している。もちろん本商品にはアプリと連動した機能もあるのだが、“カメラで写真を撮る楽しさ”という軸はブレさせずに、アプリはさらなる付加価値として提供しているようだ。
「instax mini LiPlay +™」は最新技術を通して、写真を撮る楽しさと人と、つながる楽しさの両方を実現したカメラだと感じた。

































