「流行りの人になりたくない」平成フラミンゴが明かす“2024年の裏側”と“一抹の不安”
「流行りの人になりたくない」伸びるチャンネルと裏腹に“一抹の不安”も
ーーそこがおふたりの特徴でもありますよね。そういった意味で、ラジオは新鮮だったのかもしれません。YouTubeでは幅広い視聴者の方が平成フラミンゴの動画をみていますよね。最近はYouTubeをリビングのテレビで視聴される方が増えてきている傾向がありますが、視聴方法の多様化というところで意識していることはありますか?
NICO:テロップは大きく、見やすくというのは初期から意識しています。喋っているテロップだけではなく、大きい声を出したところや感情が出ている反応なんかは顔の周りにテロップを置いて、よりリアルに雰囲気が伝わりやすいように作っていますね。
RIHO:こだわりといえば、画質ですかね。ほかのYouTubeクリエイターが使っていないカメラを使っていて、映像を4Kで作っているんですが、4Kにしているクリエイターはあんまりいないと思うんですよ。映像をキレイにみせるとなると、4Kがいいのかなと。
NICO:画質が悪いとテンション下がるよね。家のなかで撮っているんですけど、座って話すだけではなく動いたりもするので、遠くてもみえるようにバードウォッチングをするのか、くらいの広角カメラを使っています。
ーー平成フラミンゴのチャンネルは、ありのままのふたりをみにきている人も多いと感じています。親近感や距離の近さは、画質からもきているんですね。
NICO:いいものを食べたりキレイな場所で撮影したり、使っているコスメを紹介して憧れの対象になるというよりかは、私たちは親近感だよねという話は2人でもしていて。そこを大事にしているというか、私たちも忘れないように、定期的に話す内容ではあります。
ーー軸がブレないように繰り返し話されているからこそ、面白い動画がたくさん誕生しているんですね。今年もさまざまなことをやってきましたが、5周年を迎える2025年の抱負を教えてください。
NICO:毎年、止まることなく走っているんですよね。30歳の節目は大きいので、どういう風になっていきたいか、女の子としてもいま一度、2人で話したいと思っていて。何をしようかというのは正直、決めていないという。チャンネル登録者数や何をしたいかという目標は持ち続けなきゃいけないものだと思いますが、1番大事にしたいのはRIHOなので。こういう仕事をさせてもらって、忘れちゃう瞬間はどうしてもありますけど、それを1番忘れたくないねと話しています。そこを1番重きに考えて、来年も歩いていけたらいいなと思っています。
RIHO:いま話していることでいうと、ガラッと変わるのかなと、なんとなく漠然と感じています。お楽しみに、と。
NICO:気合いは入ってるよね。すごく幸せな環境に置いてもらえていて、それがいつまでも続いたらいいなと思いますが、平成フラミンゴがいつかみられなくなってくることも分かっているので、そういう時に2人でまた楽しく人生を歩めたらなというところです。
ーーすごく先をみているんですね。
RIHO:数字だけでみると、私たちはすごく華やかな世界にいて、こういうステージに出られていいなと感じることもあると思いますけど、ステージから一歩降りたら、人生どうしようというフェーズに差し掛かっているんですよね。いま思えば、活動を始めた25歳のころは若かったなと思うんですけど、この5年間はすごく人生を左右するときで、いろいろ考える。だから平成フラミンゴはいつかみられなくなるという言葉が出てきちゃうくらい、常にちょっと不安なんですよね。周りは大丈夫といってくれるんですけど。
NICO:そんな無責任なこといわないでって。チャンネル登録者数100万人から300万人までけっこうなスピードできたのですが、もうやめて!と思っていたよね。流行りの人になってしまうとやっぱり飽きられる。もしかしたらペースが早いのかなと私は思っていて、1番の野望は流行りの人になりたくないというか。
RIHO:ゆっくり積み重ねていくと、気持ちもついていくと思うんですよ。だけど、数字とか知名度だけが先に遠くにいっちゃって、心が追いつかないぞと。これって一生自覚持てないと思うんですよね、性格的に。でもYTFFに今年で25回目の登場の平成フラミンゴですとなれるように、頑張りたいなという気持ちもありますね。