「『Pococha』は私の失った夢の続き」 Sharoが伝えたい“ファミリーへの感謝”

Sharoが伝えたい“ファミリーへの感謝”

 ライブコミュニケーションアプリ『Pococha(ポコチャ)』で行われた「Your Storyーあなたの物語にはチカラがあるー」で、「Sharo」が見事インタビュー権を獲得した。歌うことが大好きで夢を諦めきれなかった彼女の人生は『Pococha』に出会ったことで大きく変わる。大切なファミリーと共有するかけがえのない時間はどんな意味を持つのだろうか。『Pococha』で「夢の続きをもう一度スタートさせることができた」と語る彼女のこれまでの道のりを知ってほしい。(Nana Numoto)

――Sharoさんは長く音楽活動をされていますが、音楽を始めたきっかけを教えてください。

Sharo:もともと歌うことが好きで、安室ちゃんが歌って踊る姿に憧れるような子どもでした。大学生のときにミュージカルのサークルに出会ったことがきっかけで、大学を辞めてミュージカルの専門学校に入り直すことに。そこからプロを目指すようになりました。専門学校の同期は小さい頃から歌やバレエをやってきた子ばかりの倍率の高い学校だったので、よく自分が受かったなと思います。みんながプロを目指していたので、私が目指さないなんてありえないというような環境でした。

――そこで、ひとつ覚悟ができたんですね。

Sharo

Sharo:やはり“環境に身を置く”って大事だなと思います。みんながプロを目指すなかで、自分自身もプロになるものだと思っていました。

――ミュージカルの世界に惹かれてからは、どのような活動をしていましたか。

Sharo:バイトをしながらオーディションを受ける日々でしたが、途中で芸能事務所の方と知り合って所属することになりました。そこは役者の事務所だったので、6年間はテレビドラマやCM、映画などの女優業をやりましたね。芸能活動をやっている時も個人で音楽のライブ活動はしていました。その後、事務所を辞めて、現在は音楽活動だけが残ったという感じです。

――そこから『Pococha』を始めたきっかけは?

Sharo:ミュージシャンの友人がやっていたことがきっかけです。コロナ禍で音楽ライブの仕事がなくなってしまい、当時それで生計を立てていた子たちは困っていました。そんな時期に友人が事務所を設立したので、そこでお世話になることに。夢を諦めて、普通の仕事をしながら音楽ライブをやっていたので、少しでもライブに来てくれる人が増えたらという気持ちでした。現在はライバー活動を中心に、「Lady Bunnies Burlesque」というバーレスクのショーを1年に1回程度。あとは「たちくらげ」という音楽ユニットで、2、3ヶ月に1回ライブをやっています。

――ありがとうございます。日頃『Pococha』では、どんな配信をしていますか。

Sharo:歌枠がメインで、皆さんからリクエストいただいた曲を歌っています。ほかにもリクエストがあればコスプレもしますが、ショーの仕事でいろんな衣装を着ているのでそういうことは割と好きかもしれません。コスプレは家で一人でやってもつまらないので、こんな風に披露できる場所があるのは、楽しいなと思っています。

――本当に楽しそうな枠ですね。歌う曲はカバーが多いのでしょうか?

Sharo:基本的にはカバーが多いけれど、オリジナルも歌っています。これまでのお仕事でメジャーリリースさせてもらった1枚と、「たちくらげ」での曲、バーレスクでもオリジナル曲があるので、それもリストに入れています。いまのところ10曲ぐらいですが、みんなが気に入ってくれて、リクエストしてくれるので歌っています。

――オリジナル楽曲となれば、さらに盛り上がりそうですね。

Sharo:実は2014年に、あるテレビドラマのエンディングテーマでメジャーデビューした過去がありまして……。でも当時は泣かず飛ばずの状態で、歌う機会もほとんどありませんでした。それから8~9年経って、毎日のようにリクエストをもらって自分のオリジナル曲を歌わせてもらうようになり、こんな風に繋がることがあるんだなと思っています。音楽だけでなく、ドラマを見ていた人からも「あのSharoさんですか?」と声をかけてもらうことも。そんな出会いもあるので、続けることがどこかにつながるということを実感する日々です。

――素敵なエピソードです。『Pococha』のリスナーさんがライブとかリアルイベントにも来てくれることは多いですか。

Sharo:まだ東京でしかライブをやったことがありませんが、リスナーさんは全国から来てくださるんですよ。ライブを告知すると、北海道や名古屋、大阪などからみんな遠征してくれる。こんな日が来るなんて思いもしませんでした。ライブの後にはリスナーさんと、みんなでおしゃべりしていますので、リアルに集まって話す貴重な機会になっていますね。今は「たちくらげ」というユニットでアルバムを作っているので、来年は『Pococha』で応援してくれているみんなに会いに全国ツアーに出られたらと計画しているところです。

――逆に『Pococha』じゃないところでファンになった方がライブ配信を聞きに来てくれることはありますか?

Sharo:それこそ、ミュージカルの学校にいた頃から私を知っている方もライブ配信に来てくれます。20年近く活動してきたなかで、いろんなタイミングで私のことを知った方がみんな来てくれているのが面白いですね。『Pococha』を始めてから知ってくれた人もいれば、テレビで知った方もいるし、その前のミュージカルの活動をしていたときからという方も。

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